人工光合成

 ※Marc PascualさんによるPixabayからの画像です。

トヨタ自動車グループの豊田中央研究所が、人工光合成の効率を、世界最高水準に高めることに、成功したというニュースがありました。

太陽光を使い、水と二酸化炭素から、酸素と蟻酸を精製するのですが、この蟻酸から水素を取り出して、発電に利用ができると言います。

つまり、蟻酸は水素の貯蔵として、利用できるということですね。

水を電気分解して水素を発生させる場合、電気分解に使うための電気を、どのようにして用意するかが問題です。

太陽光発電や風力発電のような、自然エネルギーを利用できればいいのですが、現時点では、大半が火力発電による電気を、利用せざると得ないようです。

そうなると、水素エネルギー自体は、二酸化炭素を発生しなくても、水素を作るための発電をする時に、二酸化炭素が発生してしまいます。

 ※Benita WelterさんによるPixabayからの画像です。

しかし、光合成によって作られた、蟻酸を用いて水素を発生させる場合、必要なのは光と水と二酸化炭素だけです。

二酸化炭素を発生させるどころか、逆に消費するわけですね。

豊田中央研究所 では、2011年に人工光合成を世界で初めて成功させたそうですが、その時の太陽光の有機物への変換率は、0.04%だったそうです。

それが今では、7.2%にまで向上されたのですが、これは植物の光合成の効率よりも、高い数値だそうです。

植物は光合成により、でんぷんを作ります。

人工光合成でも、いずれはでんぷんも生成できるようになるでしょう。

全くクリーンな形で、世界中のどこでも、エネルギーや食料が作れるようになれば、世の中の様子は、がらりと変わると思います。

でも、この技術を独占するようなことは、しないで欲しいですね。

貧しい国、エネルギーに乏しい国の人々に、笑顔が広がる様子を、想像してもらいたいです。

全ての冨は、全ての人々、全ての存在に、共有されるべきだと思います。