洗脳を解く その6

自分の価値観というものは、自分でよしと判断した結果、採用するべきです。

たとえ相手が親や先生であったとしても、根拠もなしにその考えを採用するのは、やめた方がいいでしょう。

親や先生にとっては、当たり前に思えることであっても、それが自分に当たり前かどうかは、わかりません。

どうしてそういう考え方や価値観を持つのかという、はっきりした理由や根拠を、自分の中で確かめておきましょう。

そうすれば、その価値観を信念として貫くこともできますし、状況の変化に応じて、柔軟に考え方を変えることもできます。

自分と違う考えを持つ人とでも、相手の考えに耳を傾けながら、話をすることができるでしょう。

そうすれば、自分では思いもつかなかった、発想に出会えるかもしれません。

頑固に考え方を変えないという人は、その考えを持つ根拠が、よくわかっていません。

だって、男ってそんなもんじゃないか。
女なんて、こんなもんだろ。

こんな風に言い切ってしまうと、その人はそこで終わってしまいます。

進歩なんて訪れません。

そして、いずれその考え方が原因で、いろんなトラブルに遭い、苦しんだりもするのです。

自分の持つ価値観を、自分できちんと管理できていれば、誰かに洗脳されるということは、避けられるでしょう。

たとえ巧妙に何かを思い込まされたとしても、そこに根拠がないとわかれば、すぐにその考えを捨てて、自力でその考え方から抜け出すことができます。

また、自分は世の中の全てを知っているわけではない、という謙虚さが必要です。

洗脳は不安や恐怖を利用して行われることが多いのです。

自分が知っていることが全てだと信じていると、それがつらいことばかりだった場合、洗脳のいいカモにされてしまいます。

今の自分がどんなにつらい状況にあっても、楽しく過ごせる環境が、必ず自分を待ってくれていると考えるのです。

実際、世の中というものは、それほど広く、いろんな所があるのです。

それなのに、自分が似たようなつらい環境ばかり、選んでしまうのだとすれば、それは何故だろうと考えてみましょう。

そこにも必ず、自分にはそんな所しかないのだという、自信の欠如につながる価値観が、すり込まれているはずです。

そんな価値観はさっさと捨てて、自分の本当の興味と可能性につながる道を進むのです。

大地を踏みしめる感覚を楽しみながら道を進むように、自分で選んだ価値観を楽しみながら、人生を歩んで行くのです。

そうすれば洗脳に騙されることはありませんし、何が洗脳で何がそうでないのかも、わかることでしょう。