荒れ狂う世界 その5
地球温暖化対策に加え、ロシアとウクライナの戦争の影響で、世界的にエネルギー不足が生まれています。
そのため、廃止方向に舵を取られていたはずの、原子力発電を増やすべきだという声が、増えています。
しかし、これは既存の考えしか思い浮かばない人たちです。
放射能の処理もできないのに、その発電所を増やすというのは、とても無責任なことです。
それで自分が困るわけではないから、気軽に原発を増やそうと言えるのです。
ここで求められているのは、電気ありきの暮らしからの脱却でしょう。
それは不便に見えるかもしれませんが、自然な暮らしを求める人たちは、それほど電気を使いません。
また、何でも機械を使うのではなく、自分たちが使うものは、自分たちの手で作ることにすれば、そこでも電力量は減るでしょう。
いろんなものをどんどん作るのは、お金が欲しいからです。
と言うことは、お金中心の暮らしでなくなれば、そこまでする必要もありません。
経済は成長しなければならないと言いますが、それは間違いです。
お金が循環していればいいだけのことであり、成長しなくてもいいのです。
お金をたくさん手に入れようという発想が、経済成長が必要だという考えにつながるのです。
世界中の人が同時に、いろんなことで困窮しています。
この世界中というところがポイントです。
世界中の賢い人たちが、同じ問題を共有して、新たな発想で解決策を見い出すでしょう。
古い考えしかできない人たちは、次第に発言力が失われていきます。
今の世界の状況は、人々が新たな世界を求めている証拠です。
本来の自分、本来の人間として暮らせる世界を、多くの人々が心の奥底で求めているのです。
それは、単なる想いに留まらず、実際の行動として表れます。
その結果、新しい世界が産声を上げることになるでしょう。
それは遠い未来ではありません。
もうすぐそこまで来ているのです。