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世界について考えよう その4

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 ※ドンピエロさんによる写真ACからの画像です。

自分で人生を切り開く人は、それまでとは異なる世界へ、飛び込んでいるのです。

それは、異なる世界へ飛び込むことを、選択したということです。

一方で、世の中の流れに身を任せ、様々なことに翻弄され続ける人は、自分の流れを変えることをしません。

これは、異なる世界へ飛び込むことを、選択しないということです。

でも、言い換えれば、この人は選択しないということを、選択しているのだとも言えるでしょう。

つまり、別の世界を選ぼうと、同じ世界を進もうと、それは常に本人の意思であり、誰かが強いているわけでは、ないということです。

 ※ivanniaarellanoさんによるPixabayからの画像です。

これは、わけのわからない夢の世界で、全然意味がわからないまま、ただ、その世界を体験しているだけ、というのに似ています。

夢とは、自分が無意識に創り出している、心の中の世界です。

誰かが無理やり創った世界ではありません。

自分で創った世界ですが、体験している時には、それを理解できません。

夢だったとわかるのは、目が覚めてからのことです。

でも、夢には明晰夢というものがあります。

自分が夢を見ていることを、自覚している夢のことです。

明晰夢の場合、夢を体験しながら、これは夢なのだと理解しています。

言ってみれば、精巧な立体映画や立体映像のゲームの、主人公を体験しているようなものです。

怪物が現れたとしても、夢だとわかっていますから、うろたえたりはしません。

それが自分の夢なので、自分はその世界で、創造神のようなものだと考えれば、自分の望んだように夢の内容を、変更することもできます。

たとえば、現れた怪物を友だちにするとか、姿は恐ろしくても、本当はとても優しい性格にする、ということもできるのです。

だけど、そこが自分が創った夢だと気がつかなければ、怪物は怪物のまま、ずっとあなたを追いかけ続けるでしょう。

 ※RISUcyanさんによる写真ACからの画像です。

人生を切り開く人というのは、明晰夢を見ている人と、似ているところがあります。

つまり、自分の世界は、自分の選択によって変えられる、と受け止めているのです。

でも、このように理屈として認識しているのではなく、そんなものだと、自然なものとして認識している人が、ほとんどだと思います。

何であなただけ、そんなにホイホイうまく行くのか、と問われても、さあねとしか言えないでしょう。

そこで、うまく行かない人は、あの人は特別で運がいい人なんだと、考えます。

そして、自分は平凡で運がない人間だと、思うのです。

でも、実際はそうなのではなく、うまく行く人は、世界を明晰夢のような感覚で、受け止めているのです。

同様に、うまく行かない人は、世界を普通の夢のように、体験しているだけなのです。

 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。

自分が体験している世界は、自分だけのものです。

他の人と同じ世界に、いるように見えますが、自分がいる世界と、他の人がいる世界は、それぞれ別々です。

異なるモニターで、同じ映像を眺めたり、同じゲームを体験しているようなものです。

どんなゲームを楽しむのか、どんな設定にするのかは、自分で変更することができるのです。

でも、ほとんどの人はゲームに参加せず、ただ眺めているだけです。

うまく行く人たちは、ゲームに参加して楽しんでいます。

自分は人生という、ゲームを楽しむために、生まれて来たのだと理解すれば、すぐにでも変更を選択することができます。

他人が設定したゲームを眺めるのではなく、自分で設定したゲームを楽しめるのです。

映画などで見る、主人公がバーチャルの世界に、入り込むシーンを思い浮かべればいいでしょう。

 ※Stefan KellerさんによるPixabayからの画像です。

朝目覚めた時に、自分は人生ゲームの世界に、無事に降臨したと、物語の主人公になったつもりになってみて下さい。

さて、これから何をするかな、なんてつぶやいてみると、もうすっかり明晰夢ムードです。

何をするにも、常に主導権は自分にあるわけですから、うろたえたりはしません。

嫌な奴が現れても、うまく立ち回って相手を回避し、そこでふっと笑うのです。

そして、あいつも本当は気の毒な奴なんだ、と口にしてみて下さい。

もう、最高でしょう。

あとは、自分がやりたいことに向かって、進むだけです。

朝、目覚めた時がチャンスですよ。