世界と意識 その2
人間が認識している世界は、人類の集合意識が創り出したものと言えます。
そして、私もあなたも人間である以上、この集合意識に加担しているわけです。
世の中がどうなるのかわからない、と考えている場合、自分と世界が切り離されているように、受け止めているはずです。
自分で世界をコントロールできないから、どうなるのかわからないと不安になるのです。
でも、世界が人類が創った幻想で、自分もその幻想の一部を、創っているのだと考えてみて下さい。
世の中の流れがどうなるかに関係なく、自分が関わる部分については、自分の想いが創っているのです。
と言うことは、自分が関わる部分は、自分が積極的に影響を及ぼして、その状態を変えることができるということです。
つまり、自分で判断し決断し行動することで、自分が関わる部分については、周囲とは異なるものにできるのです。
周りが不安や恐れで一杯でも、あなたのいる所だけは、希望と喜びがある、という風にできるでしょう。
それは、周りにお金がないのに、あなたの所だけ、お金があるという意味ではありません。
お金が必要ならば、お金を手に入れることになるでしょう。
でも、あなたの喜びにお金が必要とは限りません。
お金は喜びを達成するための、一つの手段に過ぎません。
他の手段があるのであれば、お金ではなく、そういう手段を手にすることになるでしょう。
お金がないと不安になると言っていると、その不安があなたの世界の現実になります。
あなたの想いが、あなたの現実を創るからです。
自分がどんな生き方をしたいのか、どんな人間でありたいのか。
そこをはっきりさせた上で、実際にそういう生き方を進めて行けば、きっと満足できる人生を、送ることができると思います。
こんなこと、できるはずがない。
この歳で今更、そんな生き方をするのは無理だ。
できる人もいるだろうが、その人は特別なのだ。
こんな風に考えていては、できるものも、できなくなります。
そういう想いが、あなたの世界に反映されるからです。
自分は何をしたいのか、どうありたいのかがポイントです。
本当にそう思っているのであれば、現在の状況に応じて、そういう動きを取るはずです。
思うばかりで動かないのは、それほどには思っていないということです。
また、いつかはできるかもしれないけど、今は無理、という想いがあるのかもしれません。
と言うことは、無理なわけですね。
とにかく、愚痴っていても、自分が大変な状況は変わりません。
何も損をするものはないでしょうから、自分は人類意識の一端を担っていると、自覚してみて下さい。
それから、何も疑わず、自分が思ったとおりの生き方を、してみて下さい。
お金稼ぎを目的とするのではなく、自分の本音を目的とするのです。
他人から見ると、大変そうに見えるかもしれません。
でも、自分で見ると、満足できる人生になると思いますよ。