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季節の変わり目

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 ※Ronny OverhateさんによるPixabayからの画像です。

季節の変わり目は、変化の時期ですね。

暖かくなるかと思えば、また寒くなったり、寒くなるかと思えば、また暖かくなったり。

梅雨や秋雨前線も、季節の変わり目のものです。

かと言って、春夏秋冬がはっきりしている時期でも、変化はあります。

変化は一秒として止まることは、ありません。

ただ、明らかな変化として認識しやすいのが、季節の変わり目ですね。

二つの季節が、混じり合った感じです。

自然の季節の移り変わりと同じように、人の心も変化するものだと思います。

人の心が変化すれば、それは社会現象として現れます。

社会の変化とは、すなわち人の心の変化なのですね。

季節の変化と同じく、人の心があんまり変わっていないように感じる時と、大きく変わったなと感じる時が、あると思います。

歴史を見てみると、その変化を読み解くことができます。

まずですが、類人猿の中から、人類が誕生したというのは、これまでで一番の変化でしょう。

類人猿の心が、人類の心に変化したわけです。

 ※sgrundenさんによるPixabayからの画像です。

これを単純に変化と見るのか、どのようにして変化したのか、ということは、ここでは述べません。

それでも、全てを連続的にとらえると、明らかな変化ですよね。

動物的な暮らしから、社会を形成するようになったのも、大きな変化でしょう。

ネアンデルタール人が葬儀を行っていた形跡があると、報告がありますが、そんな頃から人類は、死というものについて考えていたのですね。

宗教が広がって行ったのも、死後の世界について、考えることができたからです。

こういうことも、人の心の大きな変化でしょう。

科学の発展に伴い、宇宙観や世界観も変わりました。

これも大きな変化です。

そして今、人の心は新たな大きな変化を、迎えようとしていると思います。

 ※Free-PhotosさんによるPixabayからの画像です。

それなりに安定しているように見えている時代は、いつまでも続くかのように考えがちです。

でも、それが間違っていることは、歴史を振り返ればわかるでしょう。

これまでの経済社会の中でも、様々な変化が起こっています。

一部の者に冨が集中することが批判され、人権の重要性が叫ばれるようになりました。

この流れは、お金さえあれば幸せなのか、という問いかけでもあるでしょう。

何でもかんでもお金に換算し、それで物事の価値を決めようとするのは、冷静に考えれば、おかしいとわかると思います。

それはお金をたくさん持っている人にだけ、有利になる歪んだ基準です。

それなのに、多くの人がそのことに不平も言わず、黙って受け入れているということが、様々な問題を生み出しているのです。

 ※Pintera StudioさんによるPixabayからの画像です。

たとえば、現在世界中がコロナ騒ぎに、みまわれていますが、お金がなければ、ワクチンが手に入りません。

お金がなければ、病院などの施設もできませんし、必要な人材を揃えることもできません。

お金がなければ、目の前に困っている人、飢えている人がいても、助けてあげることができないのです。

これって、おかしいと思いませんか。

人も知識も技術も道具も材料も、全部揃っていても、お金がないという理由で、何もできないのです。

違うでしょ?

お金がないから、できないのではなくて、本気で助けるつもりがないから、できないのです。

困難があっても、それも人生の一部だと考えて、素直に受け入れるのであれば、別に構わないのですが、困難を乗り切るつもりがあるならば、お金を理由にしてはいけないのです。

ところが、お金がないと何もできないのだと、みんな洗脳されてしまっているために、誰も動くことができません。

でも、この呪縛を物ともせずに、自分の意志で行動する人たちもいます。

 ※acworksさんによる写真ACからの画像です。

災害ボランティアの人たちが、そうですよね。

他にも、いろんな形のボランティアの方たちが、いらっしゃいます。

みんな、何の見返りもないのに、自分の気持ちで動くのです。

彼らは、人間が本来あるべき姿を、行動を通して見せてくれているのです。

それなのに、社会はなかなかそちらへ動こうとは、して来ませんでした。

それでも変化は少しずつ、広がって来ています。

変化は少しずつ起きながら、ある時期に一気に大きく動きます。

それが今です。

みなさん、コロナはワクチンで解決すると期待しているようですが、ワクチンの効果は限定的だと思います。

それに、コロナのことを悪魔のように恐れていますが、本当に悪いのは、コロナのような感染症が広がった時に、人々が十分なケアを受けられない、社会体制でしょう。

それはつまり、人々の心がそのような状態にあるわけで、それこそが本当の悪い所です。

コロナ騒ぎで起きている、多くの問題は、コロナのせいではありません。

正すべきところを、放置して来た結果です。

しかし、その責任から逃れたいがために、みんな、コロナのせいにしたがるのです。

早くコロナ騒ぎを収束させて、コロナ騒ぎの前の世の中に戻したいと、考える人たちがいます。

でも、よく考えてみて下さい。

コロナ騒ぎの前の暮らしというものは、本当にいい暮らしだったのでしょうか。

平和で平等な世界だったと、言えるでしょうか。

将来に対して、何の不安もなく暮らせていたでしょうか。

 ※FineGraphicsさんによる 写真ACからの画像です。

それなりに安定していた人にとっては、いいもののように見えるかもしれません。

でも、物事を深く考える人にとっては、決していい世界だったとは言えないでしょう。

むしろ、早く新しい時代が来ることを、待ち望んでいたのではないでしょうか。

今、時代は大きく変わろうとしています。

それはコロナウィルスによって、強制的に変化を、強いられているようにも見えます。

でも、広い視野に立って見たならば、恐らく人類は、大変化を起こすべき時期に、来ているのだと思います。

季節の変わり目と同じように、今は古い価値観と、新しい価値観が、ぶつかり合っている状態です。

コロナ騒ぎは、人類が変化すべき方向を、示しているに過ぎません。

そのことに気づく人が増えることで、次第に新しい価値観が優位になり、社会全体がそちらの方へ、シフトして行くと思います。

人類が大変化を成し遂げて、資本主義社会に代わる、新しい社会を構築できた時、コロナウィルスや類似の感染症が起こっても、今のような騒ぎになることはないでしょう。

 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。

病気というものは、根本的な原因を探り、そこを改善しなくてはいけません。

対症療法だけでは、その場しのぎに過ぎないのです。

コロナウィルスばかりに目を向けるのは、対症療法をするのと同じです。

何故コロナウィルスが広がったのか、何故こんな騒ぎになっているのか。

本当の理由を、探る必要があるでしょう。