季節の変わり目

季節の変わり目は、変化の時期ですね。
暖かくなるかと思えば、また寒くなったり、寒くなるかと思えば、また暖かくなったり。
梅雨や秋雨前線も、季節の変わり目のものです。
かと言って、春夏秋冬がはっきりしている時期でも、変化はあります。
変化は一秒として止まることは、ありません。
ただ、明らかな変化として認識しやすいのが、季節の変わり目ですね。
二つの季節が、混じり合った感じです。
自然の季節の移り変わりと同じように、人の心も変化するものだと思います。
人の心が変化すれば、それは社会現象として現れます。
社会の変化とは、すなわち人の心の変化なのですね。
季節の変化と同じく、人の心があんまり変わっていないように感じる時と、大きく変わったなと感じる時が、あると思います。
歴史を見てみると、その変化を読み解くことができます。
まずですが、類人猿の中から、人類が誕生したというのは、これまでで一番の変化でしょう。
類人猿の心が、人類の心に変化したわけです。

これを単純に変化と見るのか、どのようにして変化したのか、ということは、ここでは述べません。
それでも、全てを連続的にとらえると、明らかな変化ですよね。
動物的な暮らしから、社会を形成するようになったのも、大きな変化でしょう。
ネアンデルタール人が葬儀を行っていた形跡があると、報告がありますが、そんな頃から人類は、死というものについて考えていたのですね。
宗教が広がって行ったのも、死後の世界について、考えることができたからです。
こういうことも、人の心の大きな変化でしょう。
科学の発展に伴い、宇宙観や世界観も変わりました。
これも大きな変化です。
そして今、人の心は新たな大きな変化を、迎えようとしていると思います。

それなりに安定しているように見えている時代は、いつまでも続くかのように考えがちです。
でも、それが間違っていることは、歴史を振り返ればわかるでしょう。
これまでの経済社会の中でも、様々な変化が起こっています。
一部の者に冨が集中することが批判され、人権の重要性が叫ばれるようになりました。
この流れは、お金さえあれば幸せなのか、という問いかけでもあるでしょう。
何でもかんでもお金に換算し、それで物事の価値を決めようとするのは、冷静に考えれば、おかしいとわかると思います。
それはお金をたくさん持っている人にだけ、有利になる歪んだ基準です。
それなのに、多くの人がそのことに不平も言わず、黙って受け入れているということが、様々な問題を生み出しているのです。

たとえば、現在世界中がコロナ騒ぎに、みまわれていますが、お金がなければ、ワクチンが手に入りません。
お金がなければ、病院などの施設もできませんし、必要な人材を揃えることもできません。
お金がなければ、目の前に困っている人、飢えている人がいても、助けてあげることができないのです。
これって、おかしいと思いませんか。
人も知識も技術も道具も材料も、全部揃っていても、お金がないという理由で、何もできないのです。
違うでしょ?
お金がないから、できないのではなくて、本気で助けるつもりがないから、できないのです。
困難があっても、それも人生の一部だと考えて、素直に受け入れるのであれば、別に構わないのですが、困難を乗り切るつもりがあるならば、お金を理由にしてはいけないのです。
ところが、お金がないと何もできないのだと、みんな洗脳されてしまっているために、誰も動くことができません。
でも、この呪縛を物ともせずに、自分の意志で行動する人たちもいます。

災害ボランティアの人たちが、そうですよね。
他にも、いろんな形のボランティアの方たちが、いらっしゃいます。
みんな、何の見返りもないのに、自分の気持ちで動くのです。
彼らは、人間が本来あるべき姿を、行動を通して見せてくれているのです。
それなのに、社会はなかなかそちらへ動こうとは、して来ませんでした。
それでも変化は少しずつ、広がって来ています。
変化は少しずつ起きながら、ある時期に一気に大きく動きます。
それが今です。
みなさん、コロナはワクチンで解決すると期待しているようですが、ワクチンの効果は限定的だと思います。
それに、コロナのことを悪魔のように恐れていますが、本当に悪いのは、コロナのような感染症が広がった時に、人々が十分なケアを受けられない、社会体制でしょう。
それはつまり、人々の心がそのような状態にあるわけで、それこそが本当の悪い所です。
コロナ騒ぎで起きている、多くの問題は、コロナのせいではありません。
正すべきところを、放置して来た結果です。
しかし、その責任から逃れたいがために、みんな、コロナのせいにしたがるのです。
早くコロナ騒ぎを収束させて、コロナ騒ぎの前の世の中に戻したいと、考える人たちがいます。
でも、よく考えてみて下さい。
コロナ騒ぎの前の暮らしというものは、本当にいい暮らしだったのでしょうか。
平和で平等な世界だったと、言えるでしょうか。
将来に対して、何の不安もなく暮らせていたでしょうか。

それなりに安定していた人にとっては、いいもののように見えるかもしれません。
でも、物事を深く考える人にとっては、決していい世界だったとは言えないでしょう。
むしろ、早く新しい時代が来ることを、待ち望んでいたのではないでしょうか。
今、時代は大きく変わろうとしています。
それはコロナウィルスによって、強制的に変化を、強いられているようにも見えます。
でも、広い視野に立って見たならば、恐らく人類は、大変化を起こすべき時期に、来ているのだと思います。
季節の変わり目と同じように、今は古い価値観と、新しい価値観が、ぶつかり合っている状態です。
コロナ騒ぎは、人類が変化すべき方向を、示しているに過ぎません。
そのことに気づく人が増えることで、次第に新しい価値観が優位になり、社会全体がそちらの方へ、シフトして行くと思います。
人類が大変化を成し遂げて、資本主義社会に代わる、新しい社会を構築できた時、コロナウィルスや類似の感染症が起こっても、今のような騒ぎになることはないでしょう。

病気というものは、根本的な原因を探り、そこを改善しなくてはいけません。
対症療法だけでは、その場しのぎに過ぎないのです。
コロナウィルスばかりに目を向けるのは、対症療法をするのと同じです。
何故コロナウィルスが広がったのか、何故こんな騒ぎになっているのか。
本当の理由を、探る必要があるでしょう。