エネルギー保存則 その4
宇宙はビッグバンで誕生したと、多くの学者が信じています。
実際にビッグバンがあったのかどうかは、確かめようがありません。
しかし、かつて宇宙が、とんでもないくらいに縮んでいたとしても、宇宙全体に含まれるエネルギーの量は、変わりません。
それがエネルギー保存則です。
圧縮されていると、かなり高密度のエネルギー状態なのでしょうが、それはエネルギーの総量が変わらないからこそです。
さらに言えば、たとえビッグバンが宇宙の始まりだったとしても、宇宙は無から生まれたわけではないということです。
私たちが知る宇宙という形がないだけの話であり、その形を作る元のエネルギーは、常に存在していたのです。
そして、現在の宇宙の一部である、私たちの心も、その中に存在していたはずなのです。
もちろん、今の一人の人間としての意識状態ではありません。
個というものが、何かを理解できていない状態での、意識なのだと思います。
それでも、私たちはそこに存在していたはずです。
宇宙は誕生してから、138億年と言われていますが、あなたも私も、138億年前から存在し続けているのです。
通常の人間の人生から考えれば、途方もない時間です。
でも、私たちが宇宙とともにある以上、138億年前にも私たちは存在していたと、言えるのです。
その頃には、個の意識がわからなかったのだとすれば、自分と他の存在の区別は、つかないでしょう。
つまり、全ては一つであり、全ては同じ存在だということです。
それが、今は一人の人間としての意識を持っていますし、他の生き物たちも、それぞれの意識があるように見えます。
また、無生物と思われる存在にも、意識があると考えても、それらの意識と自分の意識というものを、人間は区別しています。
ところが、実は自分とは別の存在だと思っていたものたちが、全て元の自分の分身だったとわかれば、これは驚きであり感動するべきことでしょう。
そして、138億年前には全てが一つであったとするならば、それこそが事実だと言えるでしょう。
存在する全てのものは、みな兄弟であり分身なのです。
誰が一番とか、どの存在が優れているのかと考えることは、無意味です。
本当の自分というものを、追求していったならば、そこには必ず全てが一つであった時の、自分にたどり着くでしょう。
全ては自分の兄弟であり、分身なのです。
別々のもののように見えても、それは視覚的なものです。
それぞれの意識や心は、根本の所でつながっているのです。