奇妙な論理 その1
日本では、新型コロナ騒ぎは、一段落していますが、海外ではまたもや感染者数が、増えていると言います。
そのため、ワクチンを未接種の人たちに、強制的に接種させようとしたり、二度ワクチンを接種した人に対して、三度目のワクチンを接種させる動きになっています。
また、五歳以上の子供に対しても、ワクチンを接種させるよう推奨されています。
一方で、ワクチンによる副反応が、話題に上がります。
注射をした部位の痛みや熱感は、出て当たり前という感じで、三日間高熱で寝込むという場合も、少なくないようです。
中には、ワクチン接種後に亡くなる方もいますが、ワクチンとの関係性は不明とされています。
実際、ワクチンとは関係のない理由で亡くなることは、有り得る話ですが、かと言って、絶対にワクチンと関係がないとは、誰も言いきれないでしょう。
それまで全く健康でピンピンしていた人が、ワクチンを打ったその日に倒れて死んだなら、普通はワクチンの影響で死んだと、受け止めると思います。
しかし、ワクチンを推奨する立場の人たちは、科学的根拠に乏しいという理由で、これらのケースを無視しているのが現状のようです。
本来、新たに開発されたワクチンは、何年も安全を検証した上で使用するものです。
ところが、今回の新型コロナウィルスに対するワクチンは、安全性の確認ができないまま、特例で使用が認められました。
いわば、世界中の人々を、実験台にしているようなものです。
そもそもワクチンは、その対象の病気にならないように、予め免疫をつけようというものです。
つまり、その人が病気で苦しまないようにするためのものなのです。
それなのに、そのワクチンで苦しんだり、場合によっては、死ぬかもしれないというのは、何かおかしいと思います。
たとえば、インフルエンザワクチンを打った人が、副反応で40度の高熱が三日続いたとして、ああ、よかった、これでインフルエンザに罹らずに済むと、喜ぶでしょうか。
どんなにひどい副反応であっても、新型コロナに罹って死ぬよりは、ましだと言うのが、専門家の意見のようですが、本当に新型コロナは、そこまで恐ろしいウィルスなのでしょうか。
確かにコロナウィルスに感染して亡くなる方はいます。
しかし、全く平気な人もいるのです。
コロナウィルスが本当に恐ろしい、殺人ウィルスであるならば、どんな人でも感染したら死に至るのではないでしょうか。
片や、一家全滅。
片や、一家みんな平気。
これは、どういうことなのでしょうか。
ここからわかるのは、ウィルスが殺人的と言うよりも、人間によって免疫の状態に、大きな違いがあるということでしょう。
見かけではわからない免疫力は、何もない日常の中では、その機能がうまく働いているかどうかは、わかりません。
今のように同じウィルスが広範囲に広がった時に、その差が目に見える形で、現れるのです。
基礎疾患を持つ人の、免疫力低下は疑われていますが、そうでない人までもが、重症化するという話が出ると、人々は恐れおののいてしまいます。
しかし、その人が本当に健康だったというデータは、どこにも示されません。
基礎疾患がありますかと、最初に聞かれた時に、普段病院に通っていない人は、基礎疾患はなく健康ですと、調査の者に伝えるでしょう。
でも、実際は調べてみると、血糖値や血圧が高いとか、体力的に問題があるとか、免疫力を落とすような暮らしをしているなど、見えていない原因というものが、必ずあると思います。
そこをしっかり確かめず、やたらウィルスの恐ろしさを強調するのは、科学的とは言えません。
死んだ人の葬儀もできず、遺族の元に戻って来た時には、すでにお骨になったあと、というやり方も、人々の不安を煽ります。
それだけ恐ろしいウィルスなのに、重症でなければ自宅で静養だとか、検査をしていない人は、街中を出歩いても大丈夫など、やっていることが矛盾だらけです。
本当に死んだ人からでも感染するような、恐ろしいウィルスであるのなら、直ちにロックダウンをしなければならないでしょう。
でも実際は、ロックダウンなどしなくても、ばたばた人が死ぬわけではありません。
確かに多くの命が失われてはいますが、歩いていた人が、ばたばた倒れて行くような状況ではないのです。
繰り返しますが、ウィルスを化け物に仕立て上げるのではなく、何故人々の免疫力が落ちているのか、という点を詳しく調べるべきでしょう。