悪習慣から抜け出す その1
飲酒、喫煙、食べ過ぎ、ゲーム、暴走運転、散財、貯め込み。
一度習慣になってしまったものは、なかなかやめることができません。
それが生活に支障を来さないものや、健康にいいものであれば、何も問題はありません。
しかし、やり過ぎて体を壊したり、人間関係が悪くなったり、大きなトラブルにつながるようなものは、悪習慣ですから続けない方がいいでしょう。
それでも、本人がそれで構わないと思うのであれば、仕方がありません。
他人にとっては悪習慣でも、本人にとっては、ただの習慣だと言うのであれば、そこから抜け出す理由がありません。
ここで取り上げているのは、他人の習慣ではなく、自分の習慣です。
自分でこれはやめないとな、と思いながらも、なかなかやめられない場合の習慣です。
習慣に問題がある場合、習慣ですから、その問題は蓄積されて行きます。
ぱっと見ただけでは、これぐらい別にどうってことないでしょ、と思えるようなことも、塵も積もれば山となるで、気がついた時には、大変なことになっているかも知れません。
たとえば、死にそうになるとか、大きなトラブルに巻き込まれるとか、大切なものを失ってしまうなど、絶対に経験したくないような出来事が、訪れることになるでしょう。
それでも、まだやり直しが利く場合、ようやくではありますが、悪習慣を断ち切って、新たな人生を始めることができます。
ひどい目に遭って初めて、それほど強い意志を持つようになるのです。
言い換えれば、それぐらいひどい目に遭わなければ、なかなか強い意志を持つことができない、ということですね。
でも、やり直しが利かない、手遅れ状態のこともあります。
まだやり直しが利くのか、手遅れになるのか、それはその時にならないとわかりません。
そんなのは嫌だという方は、問題が大きくなる前に、悪習慣から抜け出すようにした方が賢明でしょう。
では、どうやれば悪習慣から抜け出せるのでしょうか。
それには、まず悪習慣がついた理由を、探ることが大切です。