今、何をしてますか
今、あなたは何をしているでしょうか。
仕事ですか。
それとも家事?
年老いた親の世話でしょうか。
あるいは、小さな子供の面倒を見ていますか。
どれもが自分にとって、やらなくてはいけない事のように思えますよね。
でも、もし明日、自分が死ぬとわかっていたら、同じことをするのでしょうか。
自分が死ぬとわかっていても、それでもやろうとするのであれば、それは本当に大切なことなのでしょう。
しかし、明日死ぬというのに、こんなことしていられるか、と思うようなことであれば、それほど大切ではないということです。
また、自分の命が明日までだとなった時、ああしておけばよかったとか、こんなことがやりたかったと、いろいろ後悔の念がよぎると思います。
まさか、明日死ぬとは思っていなかった。
まだ、あとでも大丈夫だと思っていた。
こんな感じで、ずるずるとやりたい事を、後回しにしてしまうことは、結構あるのではないでしょうか。
実際、人の死なんてわからないものです。
大病を患った人を気の毒がっていた人が、交通事故で先に死ぬかもしれません。
いつもと同じように、家を出た人が、戻って来た時には、物言わぬ姿になっているかもしれないのです。
未来予知ができないのであれば、突然の死がいつ自分に訪れるかもしれないと、常に覚悟をしておく必要があるでしょう。
その覚悟ができていれば、何を先にするべきなのか、という優先順位がはっきりします。
いつ自分が死ぬことになっても、後悔しないでいいように、日常の暮らしを考えるでしょう。
今、自分がしていることは、本当に自分に必要なことなのか。
それは自分が、やりたいと思っていることなのか。
それは自分が、大切に思っていることなのか。
誰かを大切に思うのであれば、喧嘩をしたまま突然の別れにならないよう、普段の言葉遣いや、接し方を考えると思います。
感謝をしているのに、その気持ちを伝えないまま、死ぬことにならないよう、日頃から感謝の言葉を、素直に口にするようになるでしょう。
自分がまだ生きている、今という瞬間は、とても貴重です。
その今をどう使うのか。
一度、じっくり考えてみて下さい。