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コロナで変わったこと

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自粛自粛と言われ続け、ワクチン頼みで全く当てにならない政府に、誰もが辟易していたと思います。

初めは不安だらけで、自分ではどうしたらいいのかがわからず、とにかく上から指示されたことに、多くの人が従っていました。

しかし、その指示が的確でなく、行き当たりばったりの無責任な指示ばかりだと、さすがに自分で考えるしかないなと、みんなが気づくようになりました。

まだ、深く考えていないような人の姿も、見受けられますが、イベントを楽しもうとする人たちの多くは、どうすればいいのかを理解できていると思います。

千葉県で行われた音楽フェスティバルについて、テレビで報道されていました。

後援をしていた千葉県は、この時期のフェスティバルの開催は、好ましくないとして、開催の延期か、もしくは観客数を大幅に減らすことを求めました。

しかし主催者側は、しっかりとしたコロナ対策を取っているとして、千葉県の要請には応えず、フェスティバルを予定どおりに開催し、千葉県は後援を取り止めるという事態になりました。

その結果、どうだったのかと言うと、主催者は言葉通りに、きっちりと対策を取って、観客への指導を怠りませんでしたし、観客も指示に従って、問題になる行動は見られませんでした。

一部、お酒を持ち込もうとしたり、酔っ払った状態で、入場しようとした者もいたようですが、そういう者たちに対しては、主催者側は厳しく応対していました。

その中で、感染が広がるかどうかは、今後の様子を見守る必要はあるでしょう。

しかし、それぞれが自分たちで考えて、マナーを守りながら楽しいことをする、というのは、とても大事なことだと思います。

もし、感染者が出たとしても、どうして出たのかを検証し、今度はそうならないように対策をすれば、いいだけです。

今の行政には庶民感覚が抜けていますので、何が本当に人々の助けになるのか、どうすればみんなを、いい方向へ導けるのかがわかりません。

それは、コロナに限らず、普段からそうでした。

コロナ騒ぎによって、多くの問題や行政の姿勢が露呈したことで、問題の本質がどこにあるのかを、見極めることができた人は、少なくないでしょう。

いろんな問題がありますが、その全てにおいて、当事者である私たちが、自分が関わった問題であるという、意識を持って来なかったことが、一番の原因なのです。

ただ、そういう意識を持たないように、教育されて来たという事情はあります。

本当に大切なことを教えず、いわゆるお勉強ばかりを重視して、自分で物事を考えるという機会を、子供たちに与えて来なかったのは、上からの指示に黙って従うように、育てたかったからに他ありません。

国の教育とは、国にとって都合のいいもので、あるからです。

そして、それは国を動かす人が、どのような姿の国を望んでいるかを、示したものです。

今後は、コロナ騒ぎが落ち着いたとしても、今体験しているような、自分たちで考え、自分たちで行動を起こすという習慣が、続くと思います。

それは、大人ばかりでなく、未来を担う子供たちにも、浸透するでしょう。

そう考えると、コロナ騒ぎは大変でしたが、悪い面ばかりではないとわかると思います。

また、駄目な姿勢を見せ続けることで、人々に自分で考えさせるように仕向けた行政も、それなりに役立ったのでは、ないでしょうか。