不思議な夢
先日、古い知人が大きな車でやって来て、私に40万円をくれる夢を見ました。
何年も会っておらず、今どうしているのかさえ、わからない人です。
それなのに突然現れて、ぽんと札束をくれたのです。
こんなものは受け取れないと言ったのですが、私に世話になったからと言うんですね。
それで、結局もらうことにしたのですが、目が覚めたあとで、あれは何の夢だったのだろうかと、考えました。
いわゆる正夢として、その知人が現れて、お金をくれるという状況が、訪れるとは思えません。
その人は私の家を知りませんし、お金をもらう理由がないからです。
そこで、自分なりに夢を解釈したのですが、その知人の登場は、思いがけない人物が、思いがけない時に、思いがけないことをする、という意味だと考えました。
もちろん、思いがけないことをするというのは、私に対して好意的なもので、夢が示すように、金銭的なことが起こる、ということかもしれません。
それにしても、突然お金が手に入るという状況は、宝くじに当たりでもしなければ、有り得ない話です。
もちろん、宝くじなど買っていませんし、今は買おうかとも思っていません。
それに、何故40万円なのか。
切りがいい数字で考えれば、100万円でもいいのに、何故40万円なのでしょうか。
何だか中途半端な金額ですが、それにしても大金です。
普段の収入以外で、私が手に入れられるお金と言うと、今月の給料に加算される、半年ごとの交通費ぐらいです。
それが10万円ほどなのですが、あと30万円足りません。
結局、よくわからないまま、何日かが過ぎたところ、急にまとまったお金が入り用になりました。
余分に使えるお金と言えば、その交通費の10万円ぐらいですが、それでは全然足りません。
困ったぁなと思っていると、家内がこれをと言って、封筒を私に手渡しました。
中を確かめると、30万円入っています。
どうしたのかと尋ねると、少しずつ貯めたへそくりだと言います。
これには驚きました。
交通費10万円と合わせると、夢で見たのと同じ40万円です。
しかも、家内がこんなお金を貯めていたなど、思いもしませんでした。
思いがけない時に、思いがけない人から、思いがけないことをしてもらったのです。
家内にも夢の話をして、二人で不思議がったり面白がったりしたのですが、本当にこの世界は、そんな所なのだと思いました。
それに、女性のへそくりというものに、本当に感心させられました。
感謝感謝です。