お手本の生き方
アメリカ大リーグで活躍する、大谷選手。
投打の二刀流で、日本だけでなく全米を沸かせています。
オールスターゲームにも選出され、そこでも異例のバッターとピッチャーの二役で登場。
その前日にもホームラン競争に出場して、ファンを喜ばせました。
大谷選手の獲得を目指していたチームは、エンゼルス以外にもありましたが、ご本人が希望する二刀流を認めてくれたのは、エンゼルスだったそうですね。
他のチームであれば、多額の契約金をもらえただろうに、契約金が少ないエンゼルスを選んだのは、彼がお金よりも二刀流を望んだということでしょう。
夢が叶った大谷選手は、ホームランも全リーグのトップを走っておりますし、ピッチャーとしての実力も認められています。
また、ホームランを打つかと思えば、バントヒットをしたり、盗塁をしたりと、できることは何でもありとばかりに、本場の野球を思いきり楽しんでいるようです。
その彼が、ホームラン競争で得た賞金約1600万円を、30名ほどの球団職員に、日頃のお世話になっているお礼だと、配ったという報道があり、みんなを驚かせました。
大谷選手は元々お金には、あまり関心がないと、テレビで解説されていたのを聞きました。
言い換えれば、自分が何に関心があるかが、はっきりしているのですね。
また、自分一人の力で大きくなったわけではない、ということも理解しており、周囲の人への感謝の気持ちを忘れません。
大谷選手が見せる様々な活躍は、注目に値しますが、本当に注目されるべきは、彼の人間性であり、生き様でしょう。
実際、さりげなくゴミを拾ったり、誰にでも挨拶をしたり、決していばらないで、常ににこやかで謙虚な姿勢は、敵チームのファンでさえも味方にしてしまうほどの、魅力になっています。
多くの人、特に子供たちが、彼に憧れ、彼の姿勢を真似るようになれば、アメリカ社会を変えてしまうほどの、影響力を及ぼすということです。
上に立つ者が強制的にさせるのではなく、人々が自主的に彼のような生き方を、目指すようになれば、本当に素晴らしいことだと思いますし、きっとそうなると感じます。
大谷選手に自覚はないでしょうが、彼は野球を通じて、人々の心を引き上げて一つにする役割を、担っているような気がします。
これからも、大谷選手を応援したいと思います。