知の巨人 逝く

ジャーナリストの立花隆氏が亡くなりました。

様々なジャンルで膨大かつ詳細な研究をされ、数々のベストセラーを出した立花氏は、知の巨人と呼ばれていました。

自分を何かの専門家と位置づけず、オールマイティに研究をする姿勢は、関心を持ったことを放置できない性格の表れだったのでしょう。

その姿勢は多くの研究者に対して、大いなるお手本となりましたが、一般の人々にも、興味を追求することの面白さを、学ぶ機会を与えて来たと思います。

私が立花氏のことを知ったのは、NHKで作られた特集番組「臨死体験」です。

それまで臨死体験は、現象として知られてはいましたが、怪しいオカルト話の類いとして、扱われていました。

医学界でも、まともに取り上げることはなく、下手をすれば、現象としても認められないような雰囲気でした。

その臨死体験を、NHKが特番で取り上げたということが、まず驚きでした。

しかし、それは立花隆氏の常に冷静で客観的な視点からの、調査報告だからこそ認められたものだと、番組を見て改めて思いました。

臨死体験の調査結果は、本でも出版されたので、私はすぐに購入して読みふけりました。

臨死体験の肯定派と否定派の、それぞれの意見を聞いた結果、立花氏は結論を出せませんでした。

しかし、それは臨死体験を否定することは、できないという意味でした。

当時の私にとって、それだけでも十分刺激的な話でしたし、これによって世の中は大きく変わると感じました。

実際、それから医学界でも、臨死体験の存在自体は認められるようになりました。

それで、人の死がどういうものかが、理解できたわけではありませんが、その理解に向かって、人々は大きな一歩を踏み出したのです。

今では、臨死体験どころか、体外離脱や異次元存在とのコンタクトなど、昔であれば光を当てられないような話が、市民権を得ています。

今週末には、アメリカでUFOに関する報告書が公表されますし、一昔前とは明らかに状況が違っています。

この状況変化は、強い意志を持った人々の、粘り強い働きかけがあったからですが、立花氏もその中の一人でした。

立花氏の功績はとても大きく、死後も称賛され続けることでしょう。

また、今頃ご本人は向こうの世界で、臨死体験の真偽について、確認をしているのだと思います。

そして、ご自身の活動が一つのきっかけとなって、人類が大きく進化して行く様子を、眺めているのでしょう。

長い間、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。