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ヘミシンク体験

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実は、最近アクアヴィジョン・アカデミーの、家庭学習用ヘミシンクCDを購入し、時間がある時に、ヘミシンク体験をしています。

ヘミシンクというのは、アメリカの故ロバート A・モンロー氏によって開発された、音響効果による変性意識状態を、作り出す技術です。

変性意識とは、通常の意識とは異なるものを意味しています。

体は眠っているのに、意識が覚醒している状態や、異世界を知覚したり、高次の意識存在とコンタクトを取ったりという、通常では考えられないような状態です。

そんなのは、ただの幻覚だとか、妄想や思い込みだと、言いたくなる人はいるでしょう。

しかし、何が現実で何が幻なのか、実ははっきりとした、線引きなどないのです。

この世界だけが、唯一の確固たる存在だと考えたなら、それ以外のものは、全て幻覚や妄想ということになるでしょう。

しかし、何を証拠にこの世界だけが、確固たる存在なのかと考えると、実は証拠だと思っているものが、とても曖昧だとわかるはずです。

ここでは、それについての話はしませんが、私たち一人一人にとって、この世界での体験が事実であるのと同じように、変性意識状態での体験も、その人にとっては事実なのです。

ヘミシンクはこの世界以外の世界、あるいは人間以外の知性体の存在を、私たちに示してくれています。

つまり、ヘミシンク体験というものは、異世界や他の知性体の存在が、前提になっているわけです。

そういうものに興味がある方は、体験されてみると、とても面白いと思います。

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは、フォーカス10と呼ばれる状態です。

体は眠っているのに、意識は覚醒している状態です。

普段でも、寝入りばなに自分のいびきで、びっくりして目を覚ましたという人が、いると思います。

フォーカス10とは、あの状態なのです。

いびきをかいているので、体は眠っているのですが、意識が完全に眠っているわけではないので、自分のいびきが聞こえるのです。

普通はそのまま眠ってしまいますし、このCDを聞いていても、寝不足をしていたり体が疲れていたりすると、やはり眠ってしまいます。

でも、そうではない時を狙ってやってみると、眠らないで体験を続けることができます。

いびきをかけば、体が眠っていることがわかるのですが、いびきをかいていなければ、意識はしっかり目覚めているので、自分がフォーカス10の状態にあるのか、よくわかりません。

体がそこにある感覚はありますから、体を動かそうと思うと、いつでも動かせます。

なので、本当に体験できているのかどうかは、疑わしい気持ちになります。

それでも、体が眠るということが、体が深いリラックス状態にあると考えると、別に意識が体の感覚を認識していても、構わないのだと理解ができます。

また、覚醒しているとは言っても、眠りの一歩手前の状態まで行くと、体の感覚はかなり薄まって来ます。

体の感覚に、関心が向かなくなっているような、そんな感じです。

そんな状態でいると、目蓋の裏の闇の中に、突然何かの映像が見えるのです。

それは写真のような固定した映像のこともあれば、動画のような映像のこともあります。

何だこれは、と驚いたり、それが何なのかを解釈しようと、意識を働かせてしまうと、ふっと映像は消えてしまいます。

何も考えず、映像が出るに任せておくと、映像はしばらく続きます。

場合によれば、そのまま夢の世界へ入ってしまいそうになり、そうならないように踏ん張ると、また映像は消えてしまいます。

そういう映像を、学者は脳の中に記憶されたものが、でたらめに再生されているだけだ、などと説明するでしょう。

でも、その説明が正しいという根拠は、どこにもありません。

それは、あくまでも、その学者の基準に合わせた推測に過ぎないのです。

とにかく、それが何であるのかなど、余計なことを考えずに、ぼんやり写真や映画を眺めるような感じでいると、映像を楽しむことができます。

面白いのは、フォーカス10を体験してから、普段眠りに就く時にも、いろんな映像が見えるようになりました。

また、目蓋を閉じた時に、いろんな動く模様が見えるのですが、何かの本で、それは異次元の知性体の言葉だと、書いているのを思い出しました。

私たちは、言葉は音として捉えていますが、言葉が映像であっても、別に構わないのですね。

確かに、うとうとしている時に、突然何かの音が聞こえたりすると、閉じた目の前に、目映い光が見えることがあります。

音の情報が、視覚情報に変換されることは、有るということですし、初めから言葉を、視覚情報で伝えるということが、あっても不思議ではないと思いました。

それで、眠る時に何かの模様が見えると、見えない相手に、心の中で挨拶をすることにしています。

フォーカス10はヘミシンク体験の、ほんの入り口に過ぎませんが、実に興味深い体験です。