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銀河系の文明

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 ※Rene TittmannさんによるPixabayからの画像です。

私たちの太陽系が、属している銀河系には、高度文明が36以上存在している、可能性があるそうです。

UFOや異星人の存在について、テレビ局は半分茶化すような形の、番組を作りがちです。

UFOは何かの見間違いだと決めつけたり、明らかに人工的な光を、UFOだと言い張って騒いだりします。

全て視聴率目当てです。

とにかく、真面目な議論の場を、提供する番組は少ないと言えるでしょう。

そんな中で、本当の研究者たちは、異星人の存在を、真剣に探し求めていたのです。

その研究者たちが、高度文明の存在について、このように言及したのは、とても重要な事です。

かつては、この無限に広い宇宙の中でも、地球のような生命にあふれる星が、存在するのは奇跡だと、言われていました。

太陽に対して地球の地軸が、斜めに傾いているため、私たちは四季を経験できます。

地球と太陽の距離が同じでも、自転の傾きによって、私たちがいる地点と太陽との距離は、わずかに変化します。

そのわずかな距離の違いが、地上に届く太陽光のエネルギー差になり、暑い夏と寒い冬が繰り返されるのです。

もし地球自体の位置がずれて、太陽に近づいたり遠ざかったとしましょう。
どうなるかは想像がつきますよね。

今より少しでも近づけば、地球は灼熱地獄になるでしょう。
また、少しでも遠ざかれば、永遠に続く氷河期が訪れるはずです。

太陽の大きさが、今より大きかったり小さかったりしても、地上は灼熱地獄や氷河期に、襲われる事になります。

それに地球が今のような、岩石の惑星ではなく、木星や土星のような、ガス惑星だったなら、やはり生物は存在できなかったと思われます。

このように私たちの地球は、生命が存在できる条件が、見事に揃っているのです。

そこで研究者たちは、地球と似たような星が、この宇宙にどれほど存在するか、その確率を計算したのです。

その結果、そのような星が存在する可能性は、ほとんどないという結論になったようです。

それが当時の学者たちの、主流の考えであったのかは、わかりません。

ひょっとしたら、人類が奇跡的で素晴らしい存在であると、人々に印象づけたいがために、操作された情報なのかも知れません。

そこには、人間は神によって創られたという、宗教的な信念が、からんでいた可能性もあると思います。

事の真偽はわかりませんが、いずれにせよ、以前にそういう話があり、その話を信じ込んでいる人がいたのは、事実なのです。

それでも、宇宙にロマンを求め続けた、学者がいたのも事実です。

実際、宇宙のどこかに、人類のような知性体が、存在する証を求める、研究も行われました。
その研究は、現在も進行中です。

2017年に放送されたNHKの「クローズアップ現代+」で、とても興味深い話が紹介されています。

世界中の研究者が協力し、巨大な電波望遠鏡を使って、宇宙人が発した電波を、とらえる研究です。

 ※NHKより

この研究は異星人の存在を、前提にしています。

宇宙を探査する技術が進歩し、地球と似たような条件の星が、多数見つかった事が、研究を進める力になっているようです。

先に述べた、銀河系に高度文明が、36以上存在している可能性があるというのも、この研究の大きな後ろ盾に、なっているでしょう。

この研究が始まってから、これまでに異星人を疑わせる情報が、何度かとらえられています。

ただ、どれも決定的なものでは、なかったようです。

しかし、2015年にロシアの電波望遠鏡で、衝撃的な電波がとらえられた時は、騒ぎになったと言います。

 ※NHKより

それは2秒間だけとらえられた電波で、ヘラクレス座の方向から、来たそうです。
自然界には存在しない強力な電波で、異星人が発したものかも知れないと、疑われました。

しかし、そうだと決めつける事もできず、研究者たちで議論している間に、その情報がうっかり外へ、漏れてしまったそうです。

すると、情報を知った人たちは、宇宙人が攻めて来て、人類は滅ぼされるか、征服されるに違いないと、パニックになったと言います。

結局、この電波は地球由来のノイズに違いないと、アメリカの研究班によって、結論づけられました。

しかし、本当にそれが事実なのかは、わかりません。

もし、地球由来のノイズであるのなら、それまでに何度でも、同様の電波がとらえられているはずだからです。

恐らく、一般の人々がパニックにならないよう、情報が操作されたのに違いありません。

そう言えば、今から80年ほど前に、似たような有名な話があります。

当時のアメリカのラジオで、俳優のオーソン・ウェルズが、ニュースキャスターを演じて、『宇宙戦争(The War of the Worlds)』に出て来る、火星人来襲の場面を、生中継の形で喋りました。

ラジオを聴いていたリスナーたちは、本当に火星人が襲って来たと思い、パニックになったと言います。

 ※CoolCatGameStudioさんによるPixabayからの画像です

それと同じような事が、ロシアでとらえられた、2秒間の電波でも見られたわけです。

その電波の正体が何であれ、言えるのは、現在の一般の人々は、まだ宇宙人の存在を、現実のものとしては、受け入れられないだろうという事です。

UFOも未確認飛行物体だと、騒いでいるうちはいいのです。

これが未確認ではなく、本物の宇宙人の乗り物だと、はっきりすれば大変です。

さらに宇宙人が姿を見せるとなると、コロナ騒ぎどころではない、大パニックになるに違いありません。

地球人を刺激したくない宇宙人にとって、パニックは望む事ではないでしょう。

だから、今の人類の状況を知るために、わざと2秒間の不思議な電波を、研究者たちに示したのではないかと、私は考えています。

研究者たちの間でも、宇宙人の存在が明らかになっても、それをいつどのように公表すべきかという点は、意見が分かれていると言います。

研究者たちでも、人々のパニックを懸念しているわけですから、当事者である宇宙人が、人類のパニックを心配しても、不思議ではありません。

パニックになっている相手とは、まともな話などできないからです。

それに、今の人間は仲間同士で、争ってばかりです。

ここへ宇宙人を呼ぼうとするのは、家族が大喧嘩をしている所へ、外からお客を招こうとするようなものです。

それは相手に失礼ですし、向こうだって来たがらないでしょう。

それと同じで、きっと宇宙人たちも、今の人類の姿を見て、まだ自分たちを受け入れられるほどには、成熟していないと判断したに、違いありません。

残念ですが、宇宙人が姿を見せてくれるのは、まだ何年も先の事になるでしょう。