UFOの話
インターネットの記事で、米国防総省が米海軍機が捉えた「未確認航空現象」として、未確認飛行物体(UFO)の映像を公開したとありました。
映像は以前に流出していたようで、見た覚えがあるものでした。
その際にもアメリカ海軍は、本物の映像だと認めていたようです。
それが今回再び公表されたのは、映像の機密扱いが解除されたためだそうです。
言ってみれば、アメリカ政府が正式に、UFOの存在を認めたわけです。
これは下の写真のように、NHKでも放送されました。
昔から捏造記事はありますし、今はハイテク技術によって、本物らしい映像を作るのは、難しいことではありません。
ですから、個人がUFOの映像や写真を公表したところで、なかなか信用されません。
しかし、アメリカ政府が認めたとなると、事情が変わって来ます。
今の政治に対する不満の目を、政府以外のものへ向けたいという、思惑があるのかも知れません。
でも、映像自体は本物でしょう。
最近撮られた映像であれば、偽情報を広げるために、作ったのではないかと疑えます。
けれども、公表された映像は2004年と2015年のものです。
この頃に今の状況を予測して、あらかじめ偽の映像を作っていたとは、考えにくいと思います。
実際に UFO が存在するのか、存在するとすれば UFO とは何なのか。
そんな議論は、日常のテレビではタブー視されているようです。
それは主に番組を制作していたのが、民放のテレビ局だからと思います。
テレビ局は真相を解明すると言いながら、実際は UFO を認める人たちを茶化して、視聴率を上げることばかりして来ました。
そのせいで番組の視聴者は 、UFO を真面目に取り上げると、馬鹿にされると思い込んだでしょう。
だから UFO の話題が出た時も、懐疑的な態度を見せることで、自分の安全を図ろうとするのです。
UFO を信じない自分は、頭がまともなのだと、暗に主張するわけですね。
もし NHK が毎月特集を組んで、真剣な科学番組として、 UFO を紹介し続けていれば、今とは全く異なる雰囲気に、なっていたと思います。
UFOの真偽はともかく、国民はいつものように、マスメディアに踊らされているのです。
ところで、最近は多くの人が自分の意見を、ネットを通じて述べるようになりました。
有名人の中にも、馬鹿にされるのを恐れずに、UFO 目撃談を語る人が、出て来ました。
かく言う私も、UFO を見たことがあります。
夜ではなく、朝のことです。
職場へ向かうためのバスを、待っていた時のことです。
青空を見上げると、白い雲の塊が浮かんでいました。
その雲の下を、黒く丸い物体が音もなく、一定速度で、スーッと移動しているのが見えたのです。
まだドローンが開発されるより、前の話です。
その高さであれば、鳥や飛行機の姿は、見分けがつきます。
でも、移動しているそれは、鳥でも飛行機でもありませんでした。
飛び方は明らかに人工的です。
誰かが自作の何かを、ラジコンで飛ばしているのかなと思いながら、私はずっとその物体の動きを、目で追いました。
その間、その物体は少しも速度や動きに、変化を見せませんでした。
同じ調子で移動しながら、やがて後ろの山の向こうへ、飛んで行ってしまったのです。
ラジコンであれば、操作している者が、見える範囲でないと飛ばせません。
それに丸い物体が、空を飛べるはずもありません。
私は興奮しました。
ついにUFOを見たと思ったのです。
でも残念ながら、バス停にいたのは私一人でした。
目撃を共有できた人は、いなかったのです。
それで職場に行って、早速この話をみんなにしました。
しかし、返って来たのは、しらっとした雰囲気だけでした。
これが現実の反応なのかと、私は UFO を目撃したことよりも、そちらの方が衝撃的でした。
私が見た UFO が、本物かどうかはわかりません。
しかし、アメリカ政府が認めた以上、UFOは実在すると考えて、差し支えはないでしょう。
それに対して、日本政府がどう反応しようとも、みなさんは UFO の存在を、受け入れるべきだと私は思います。
UFO が存在するかどうかという、いつまで経っても結論が出せない議論は、意味がありません。
もうそんな状況ではなくなっているのです。
それでも各テレビ局が、それ以上踏み込んだ議論をしないのは、結論を出すのが怖いからでしょう。
いつもの調子であれば、今こそUFO特集の番組を、緊急特番と銘打って組んでいるはずです。
でも、UFOが存在するかしないかの議論ではなく、UFOの存在を前提とした議論になるわけです。
テレビ局は、それが怖いのでしょうね。
人は安定を望み、変化を嫌う傾向があります。
たとえ、今の暮らしが逼迫していても、世の中の変化を恐れてしまうのです。
しかし、現実から目を背けるのは、もう終わりにしなければなりません。
UFO が存在するのは、明らかだとわかったのです。
これからは、そこから先のことを、考えて行く必要があります。
その一つは、現在の地球人類が、まだ手にしていない技術が、存在するということです。
これは、今の人間が理解している科学を、遥かに超えた技術です。
人間は、自分たちが知らない、真理があることを認めなければなりません。
もっと謙虚になるべきなのです。
そういう姿勢でいれば、新たな人生観や世界観に、出会うことになるでしょう。
それは、今ある様々な問題の、解決へとつながって行くことになるのです。
もう一つは 、UFO の中にいるであろう、未知の存在についてです。
UFO を操縦しているのは、何者なのか。
それが地球人でない以上、異星人、あるいは異次元の知性体に違いありません。
彼らは人類の敵か味方かと、考えたくなるでしょう。
今の段階で、こうだと決めつけることは、できないかも知れません。
情報が少な過ぎるからです。
しかし、少なくとも彼らには、武力的に地球を制圧する、意図はないと考えられます。
彼らがそう望んでいたならば、とっくにそうしていたでしょう。
では、そうしないで、たまにだけ自分たちの存在を、アピールするがごとくに、UFO を人々の前に現すのは、何故でしょうか。
私は彼らが、人類とコンタクトを、取りたいのではないかと考えています。
地球人が他の星に生命体、あるいは知性体を求めて、宇宙の探査をしているのと、同じでしょう。
この広い宇宙に、自分たちと同じような、知性を持った存在がいれば、交流を試みてみたいと、考えるのではないでしょうか。
ところが、異星人は危険だという思想が、地球にはびこっていれば、コンタクトはできません。
同じ地球人同士でも、憎み合ったり、殺し合ったりするわけです。
他の世界から来た者たちが、危険を感じるのは当然でしょう。
だから、自分たちは存在してるよ、全然危険じゃないんだよ、ということをアピールして、人類がパニックにならずに、心を開いてくれるのを、待っているのではないでしょうか。
また、もう地球人同士で争う時代ではないのだと、私たちに教えようとしているのではないでしょうか。
もし異星人や異次元の存在と、直接コンタクトできる日が来たとすれば、それはすごいことです。
そう思いませんか。
人類が新しい時代を迎えるその場に、自分が立ち会えるのです。
それはこれまでの、どの歴史上の出来事よりも、偉大で素晴らしいことでしょう。
事実は、小説よりも奇なりです。
私たちが暮らしているこの世界は、私たちが勝手な理解を超えた、ずっとずっとすごい所なのです。