動き出したUFO認知
先日、NHKのコズミックフロント☆NEXT「U.F.O.の真実」の、再放送を見ました。
元の放送があったのは、今年の 5月25日で、アメリカがUFOの存在を認めたと、NHKニュースでも取り上げた、すぐ後のことです。
この頃、イギリスも独自の UFO調査の結果を、公表しています。
イギリスの調査は、2009年までで終了しています。
でも、その結果は UFOを否定するものではなく、逆にその存在を認めるものでした。
ただ、国にとって脅威的なものではない、との判断によって、調査は中止となったそうです。
これに先立ち、フランスの国立宇宙研究センターは、2007年に UFO情報を公開しています。
しかしこの時点では、UFO情報というだけで、その信憑性については、一般的には評価されていなかったようです。
それに対して、アメリカとイギリスの政府が、 UFOを認めたというのは、UFOに関心がなかった人から見ても、とてもインパクトの強い情報でしょう。
アメリカはUFOを、異星人の乗り物だと、公式に認めたわけではありません。
しかし、科学の常識を、越えたものであることは、認めているわけです。
それは暗に異星人の存在を、示唆しているのです。
アメリカのUFO映像の公開に合わせて、日本の河野防衛大臣は、自衛隊の航空機などが、UFOに遭遇した際の手順を、定める考えを示しています。
河野大臣自身は、UFOの存在を、信じていないと述べています。
それでも、このような発言をしたというのは、河野大臣の素直さはもちろんですが、アメリカが UFOの存在を、認めたという事実が、大きいという事です。
にわかには信じられないけど、アメリカが認めたから、本当なのか?
そんな感じなのでしょうね。
NHKがニュースに取り上げ、コズミックフロント☆NEXTで特集を組んだのも、アメリカが認めたという事実が、大きく影響していると思います。
コズミックフロント☆NEXTは、宇宙の神秘を紹介して来た、真面目な科学番組です。
その中で、地球外生命体や異星人の可能性について、これまでにも語られることはありました。
でも、それらはロマンを、追い求めるような内容であり、いるかも知れない、いたらすごいですね、という感じのものでした。
それに対して、今回の「U.F.O.の真実」は、がらりと様子が変わっています。
UFOは確実に、存在しているという前提で、番組が作られているのです。
UFO が人間が造った物でないのであれば、異星人が造ったと、考えるしかありません。
番組は、異星人がすでに、地球に来ている可能性を、真剣な雰囲気で伝えていました。
かつて UFOや異星人の話は、幽霊や心霊現象、魔術や呪い、ネッシーやツチノコなどの未確認生物の話なんかと、同レベルに扱われていました。
民放テレビ局のバラエティ番組の、題材として扱われるだけで、真剣に議論されることはありませんでした。
出演者の中で、UFOを実際に目撃したと、証言する人がいても、まともに話を聞く者はいませんでした。
その人は、みんなから馬鹿にされるだけで、終わります。
そんな扱いを受けている UFOを、通常であれば、天下の NHKが、真剣に取り上げるはずがありません。
しかし、今回はその NHKが動いたのです。
これは日本人にとって、アメリカ政府が UFOを認めた以上に、強いインパクトがあったと思います。
アメリカ国防総省は今月14日に、UFO調査の特別チームを、海軍の主導で立ち上げる声明を、発表したと言います。
米国の安全保障に、脅威を及ぼす可能性がある、未確認の空中現象を、探知・分析・分類することが、任務だそうです。
脅威がないと判断し、調査を中止したイギリスとは、対照的な反応ですね。
アメリカでは、 UFOによって核ミサイルが、作動できなくなるという事例が、報告されているようです。
この報告を事実ととらえたならば、アメリカは核ミサイルによって、他国より優位に立つことが、できなくなるわけです。
これはアメリカとしては、放っておくわけにはいかないでしょう。
力こそ正義の国ですから、自分たちの軍事力を無能にする UFOは、間違いなく脅威です。
一方で、アメリカのように軍事力をちらつかせながら、世界を牛耳ろうとしないイギリスは、UFOを脅威とみなす必要がありません。
そこの違いが、両者の対応の違いとなったのではないかと、私は考えています。
しかし、異星人が地球のどこかの国に、肩入れをするとは思えません。
もし、ロシアや中国、あるいは北朝鮮など、アメリカ以外の国が、核ミサイルを発射しようとしたとすれば、恐らくそのミサイルも、作動不能にされてしまうでしょう。
異星人が求めているのは、平和なのです。
核ミサイルなどという、愚かな物を使うんじゃないと、メッセージを発しているのでしょう。
それに、自分たちの存在を見せつけることで、地球人同士で争っている場合ではないと、私たち人類に考えさせるのも、目的だったのかも知れません。
いずれにしても、面白い展開になりました。
UFO が実在するかどうかの段階が終わり、UFO とは何なのか、という段階に入ったのです。
これからは、民放テレビ局で UFOを取り上げるにしても、これまでのようなふざけた雰囲気は、なくなるでしょう。
しばらくは、これまでどおり UFOを茶化そうとする人も、出演するでしょう。
でも、今後はそう言う人たちが、次第に居づらくなるに違いありません。
その結果、一般の人々も UFOを身近なものとして、とらえるようになるでしょう。
日常の中で、UFOについて考えたり、話し合ったりすることも、自然なものになると思います。
UFOの存在を認めることは、宗教にも大きな影響を与えるでしょう。
原理主義に固まる人たちは、自分たちの考えが、誤っているという事実を、突きつけられることになります。
また、科学の分野でも、現在の科学レベルを、超えようと意気込む、研究者たちであふれるに違いありません。
政治家たちも、自分たちがいかにちっぽけであるかを、見せつけられるでしょう。
下らない思想や、偏った価値観には、誰もついて行かなくなります。
人々は自ら一つになろうと動き出し、リーダーとなる者は、その動きを効率化させようと考える者が、選ばれるでしょう。
こうして人々が、異星人を受け入れる雰囲気が、出来上がった頃に、異星人が直接姿を見せるのです。
その頃には、人間社会も今よりずっと、開放的で多様性に満ちた、平和なものになっていると思います。
アメリカ国家安全保障局が公開した、1968年の論文には、異星人が乗った UFOに遭遇した時の、対処法が書かれてあったそうです。
それは、友好的で異文化の全てを学ぼうとする熱意を持ち、国全体が連携するという、日本のやり方に学ぶべきだ、というものです。
この論文を、直接確かめたわけではありません。
でも、本当にそう書かれていたのだとしたら、日本人としては嬉しいですし、とても光栄に思いますよね。
また、この論文には、著者が意図していないメッセージが、隠されているようにも思います。
それは、日本人には地球を平和へ導き、異星人とのコンタクトを成功させる、素質があるということです。
鍵と言っても、いいかも知れません。
でも、今の政府に、その素質があるとは思えません。
また、今の日本人全てに、その素質があるとも言いません。
それでも日本人の本質が、どのようなものかは、誰もが見て感じることが、できると思います。
偏った価値観に振り回されるのではなく、私たち日本人の中に流れる、本質をどんどん出して広げるようにすれば、きっと世界は平和になるでしょう。
そして、そうすることは日本人の義務であり、使命でもあるのだと、私は思うのです。