創造するということ その1
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私たちは人間で、他の動物とは別の存在です。
また植物は動物とは、異なる存在です。
この世界には、顕微鏡がなければ見えないような、微生物のような存在もいます。
そんな様々な存在は全て、地球を構成している、物質でできています。
では、地球はどうかと言いますと、地球は元は星屑でした。
他の星々も、みんな星屑でした。
ですから、私たちもみんな、元は星屑だったと言えるのです。
実際にビッグバンと呼ばれる現象が、あったのかは知りません。
でも、宇宙の全ては、元々一つのエネルギーだったと思います。
一つのエネルギーが、様々な形を生み出し、いろんな存在が、生み出されたのでしょう。
その可能性は無限大です。
たとえば、地球に月は一つだけありますが、月が二つという可能性も、あったかもしれません。
その確率が1兆分の1だとすれば、私たちには0に等しいものに思えるでしょう。
つまり、可能性は0ということです。
しかし、この宇宙と同じような世界が、1兆個存在すれば、そのうちの一つの世界では、地球に月が二つあるわけです。
人間にとっては、0に見えるものであっても、その可能性が完全に0でない限り、無限の世界の中のどこかで、それは生じているのだと、考えることができます。
人間が想像し得るものはもちろん、まだ思いつきもしていないことでも、可能性のあるものは、全て無限の世界のどこかに、存在しているのです。
そう考えると、私たちが何かを発見したり、発明したりするというのは、既に存在しているものに、遭遇したと言えます。
つまり、何かを創る、あるいは生み出すということは、無から有にすることではなく、すでに存在しているものを、自分たちの世界へ導くということなのです。