夢を与える

 ※PexelsさんによるPixabayからの画像です。

世の中で活躍している人を見て、夢を与えてもらったと感じる人は、多いでしょう。

また、そういう人たちを見習って、自分も人に夢を与えられる人間に、なりたいと考える人もいると思います。

それは、とても高貴で素晴らしいことだと思いますが、一方で、その考えが足かせになる場合も、あるのです。


人に夢を与えるということは、実際にはどんなことだと、みなさんは思うでしょうか。

誰もがなしえなかった、すごいことをしたり、前人未踏の記録を、打ち出したりすることでしょうか。

どんな困難にも耐え抜く、不屈の精神でしょうか。

人から注目される、アイドルになることでしょうか。

夢を与えてくれる人に共通しているのは、すごくがんばっている姿でしょう。

がんばっているという姿を見せられると、人は自分もがんばろうという、気持ちになるものです。

しかし、がんばり過ぎて倒れてしまう人、潰れてしまう人もいるわけです。

 ※けいごろうさんによるイラストACからの画像です。

日本では昔から根性というものが、重視されて来ました。

確かに精神力の強さは、重要ではあります。

でも、無理矢理がんばることで、精神力が強くなるというのは誤解です。

自分もすごい人間になろうとして、闇雲にがんばっても、なかなか上手くはいかないでしょう。

 ※acworksさんによる写真ACからの画像です。

何をやっても飽きっぽい人が、何かにはまった途端、ものすごい集中力を発揮することがあります。

それは、自分にぴったりのものを、見つけたということです。

他の人から見ると、とても大変そうに見えることでも、はまっている人は、強い精神力でやり抜いてしまいます。

これは、はまっているからできることであり、精神力の強さも、そこにはまっているからこそ、発揮できるのです。

それを他の人が同じようにしろと命じられ、根性論を唱えられても、強い精神力が出せるはずがありません。

それなのに、根性を出してがんばろうとすると、必ず心か体に不調を来します。

見た目にすごくがんばっているように見えて、しかも潰れることなく活躍し続ける人とは、そこにはまっている人なのです。

つまり、自分がしていることが、好きで仕方がない人たちなのです。

だから、とてつもない精神力を発揮できるし、その活躍で他の人に、夢を与えてくれるのです。

 ※Kiên TrịnhさんによるPixabayからの画像です。

誰かに夢を与えられる人間になりたいのであれば、まずは自分が打ち込めるものを、見つけることでしょう。

好きなものが見つからなければ、見つかるまで、いろんなことに挑戦してみて下さい。

思わぬところで、こだわりを持つものが見つかると、そこにはまって熱中するようになります。

その時には、誰かに夢を与えるなどとは、考えないでしょう。

そんなことを考えているうちは、熱中しているとは言えません。

もちろん、周囲の人々の力があるからこそ、自分はがんばれるんだという認識は、モチベーションになるでしょう。

でも、一番に考えることは、自分が熱中することです。

周りに感謝しながら、自分自身が熱中することです。

記録を出すとか、何かをやり遂げるということは、あくまでも結果です。

人々が注目し感動するのは、結果ではなく、熱意を持ってやり続ける姿勢なのです。

ですから、派手である必要はありません。

誰かに見てもらうことなど、少しも考えることなく、ひたすら熱中している姿がいいのです。

 ※photoBさんによる 写真ACからの画像です。

社会の目立たないところで、人知れず一生懸命何かをやり続けている人の姿は、本当に心を打たれるものです。

そんな人は案外身近にいるのに、目立たないために、気づかれないことが多いと思います。

自分のそばに、そんな人がいないか、周りをよく見てみるといいでしょう。

きっと、見つかると思います。

身近にそんな人を見つけると、テレビや舞台などで活躍している人よりも、もっと素敵な夢を与えてもらえるでしょう。

もしかしたら、知らないうちにあなた自身が、そんな人になっているかもしれません。