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他人の人生

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 ※nasuka16さんによる写真ACからの画像です。

他人の人生を、背負うことはできません。
もちろん、変えることもできません。

たとえ、それが自分にとって大切な人であっても、自分ではない人の人生を、背負うことはできません。

その人の世話をすることはできます。

その人を支えることはできます。

それでも、それでその人がどのように決断し、どのように行動するのかは、その人の自由です。

その人の人生を歩むのは、その人自身なのです。

こちらから見て、それがどう見えたとしても、それがその人の選んだ結果であれば、どうすることもできません。

怒ったり泣いたり、がっかりしても、どうにもならないことなのです。

できることは、それがその人の選択であるならば、それを受け止めて、認めてあげることでしょう。

否定すれば、その人の存在を否定するのと同じです。

その人が大切であるのならば、自分の感情は脇に置き、その人の選択を受け入れましょう。

 ※雰囲気イケメンさんによる写真ACからの画像です。

選択した結果は、全て本人に戻って来ます。

人はそうすることで学び、成長するものなのです。

たとえ、それが痛みや苦しみにつながるものだとしても、その中に、その人の学びがあるのならば、他人がとやかく言うものではありません。

その人が必要とするものが、その中にあるのであれば、それを引き止めることはできないのです。

私たちにできることは、その人が必ず、そこから何かを学びとり、成長することを信じて、見守るだけです。

また、その人がどんな選択をして、どのような結論に至ったとしても、それに対して、他人は責任を感じる必要はありません。

感じたところで、仕方がありません。

もっとこうすればよかったのではないかとか、ああしてやればどうだっただろう、と考えてしまうかもしれません。

しかし、それを言い出すときりがありません。

それに、相手がこうだと決めてかかっているものは、どうにもしようがないのです。

その時に自分ができることをして、あとは、やはり見守るだけです。

 ※y********************mさんによる写真ACからの画像です。

もう一つ大切なことは、自分自身が自分の人生を歩むのを、忘れないということです。

学びと成長は、自分にも必要なものです。

他人の人生に振り回されて、自身の人生に目を向けることができないのは、苦しい思いをするばかりで、少しもいいことはありません。

ただ、それも一つの学びでありますから、そこから自分の人生の大切さを知る、ということになるのかもしれません。

いずれにしても、それぞれの人生の選択権や決定権、そして責任は、その人自身にあります。

その人の人生は、その人のものなのです。

自分にできること、あるいは自分がするべきこと、それは自分の人生を生きるということです。