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愛とは

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 ※monicoreさんによるPixabayからの画像です。

愛とは何でしょう。

愛と言えば、まず頭に浮かぶのは、男女の愛でしょう。

それから親の愛、子供の愛、兄弟姉妹の愛、などの家族愛でしょうか。

友情や助け合いなどは、愛という言葉を使いませんから、愛とは少し違うように思うかもしれません。

でも、これらも一つの愛の形であり、愛の表現だと言えるでしょう。

もっと大きな視野で見ると、人間愛というのもありますね。

自然や動物、植物を愛するということもあります。

そして、恐らくは神さまの愛というものが、何等かの神を信仰する人たちにとっては、最高の愛でしょう。

しかしこれは、愛にはどのような種類があるかを、説明しているだけで、愛とは何かという質問の、答えにはなっていません。

愛にいろいろ種類があるのは、わかりましたが、結局、愛とは何なのでしょう。

 ※acworksさんによるイラストACからの画像です。

体の全ての細胞は、たった一つの受精卵が、分裂をすることで作られます。

それと同じように、世界中のすべての存在は、たった一つの存在の分身であると考えることができます。

そして、愛というものは、自分が元の一つの存在の分身であると、感覚的に理解する、あるいは理解させられることだと、言えるでしょう。

自分がどのような存在であるかなど、何も気にする必要はありません。

自分という存在は、無条件に受け入れられ、他の存在たちと全くの同価値であると、理解できるのです。

自分なんかに、どんな価値があるのだろうと、自信が持てない人は多いでしょう。

その存在価値を無条件に認められ、全く純粋に受け入れてもらえたならば、どれだけ嬉しく幸せなことでしょう。

それが愛というものです。

愛は、自分と相手が一つであることを、思い出させてくれます。

だからこそ、惹かれるのです。

 ※YOU_KAZさんによる写真ACからの画像です。

私たちが暮らす物質世界は、自分と他のものを区別し、分ける世界です。

それは他のものとのつながりを、感じさせなくするのです。

一見、自由に見えるこの世界ですが、結果として孤独に陥りやすいのです。

そんな中で、本当はつながっているんだよと、教えてくれているのが、家族愛などの、身近な人たちとの間に感じる愛情です。

成長して来ると、生物としての人間の本能が、種族維持のために活動を始めます。

それが異性を求める行動につながりますが、そこにも相手を大切にする気持ちが表現されると、男女の愛というものを、感じるようになります。

同性愛者同士の愛も、これと同じです。

体が男か女かは、実は重要ではありません。

相手を大切に想う気持ちにこそ、真実の愛が隠れているのです。

ところが、本能に従った、異性間の体の結びつきを、愛だと勘違いする人がいます。

相手を愛するというのは、性的に相手の体を、心地よくさせることだと考えるのです。

場合によっては、相手が拒んでいるのに、自分の性欲を愛情だと決めつけて、無理やり相手の体を求める者もいます。

しかし、こんなのは愛でも何でもありません。

愛だと言うのであれば、歪みに歪んだ低質の愛です。

相手を本当に愛しているのなら、絶対に相手を傷つけるようなことは、しないでしょう。

 ※S KさんによるPixabayからの画像です。

全ての存在が、元の一つの存在の分身であれば、全ての存在は家族です。

全ての存在は同価値であり、その本質においてつながりがあります。

そのつながりを感じられた時、私たちは自然の存在に対して、愛情を抱くのです。

その時は、必ず向こうもこちらの愛を感じていますし、こちらへ愛を送っています。

そうでなければ、心がつながっているとは言えません。

誰かに対して、愛情を抱いても、相手の人が気づいてくれないことはあるでしょう。

しかし、愛を感じるのは、表面的な意識ではありません。

もっと心の奥の方で感じるのです。

表面的に相手が気づいてくれていなくても、気にする必要はありません。

また、愛というものを、男女愛などという枠にはめて、理解してはいけません。

枠にはめてしまうと、型どおりの関係を求めるようになり、そうならなければ、相手を裏切り者のように感じるでしょう。

愛は性別を超えたものです。

個人的に独占できるものではありませんし、いかなる条件も不要です。

自分が多くの愛をもらっているのに、気がつかない場合もあります。

でも、生きる喜びを感じていたならば、それは周りの愛を受け取っている証拠です。

愛をくれるのは、人間であるとは限りません。

自分の周囲に存在する全てのものに、感謝の気持ちを持ちましょう。

 ※👀 Mabel Amber 👀, Messianic Mystery GuestさんによるPixabayからの画像です。

もし、生きる喜びを感じられない時があったなら、それは周りが愛をくれていないからではありません。

あなた自身が自分の殻に閉じこもり、愛とのつながりを断っているのです。

何か嫌なことがあった場合、それを誰かのせい、何かのせいにしたくなる時は、特にそうです。

言い換えれば、愛とは生命エネルギーそのものであり、精神エネルギーでもあるのです。

私たちは、愛と呼ばれる生命エネルギー、あるいは精神エネルギーの海の中に、その一部として存在しているのです。

海の中で、水の状態でいると、どこに境目があるのかわかりません。
全ては一つにつながっています

ところが、一部が冷えて氷になったとします。

すると、そこだけが全体から孤立した状態になります。

孤独を感じている時というのは、そんな状態だと言えるでしょう。

どうすれば、孤独ではなくなるのか。

それは氷から、水に戻ればいいのです。

つまり、あなた自身が、愛というエネルギーに戻ればいいのです。

 ※stokpicさんによるPixabayからの画像です。