AIの活躍
国立がん研究センターによると、大腸内視鏡検査の画像から、早期癌や癌の前段階にあるポリープを、AIによって発見することに成功したそうです。
25万枚の画像による学習の結果、AIは熟練医師なみの判断力を、持つ事になったと言います。
今後も多くの画像を学習させることで、病変部位の発見率を、さらに向上できるようになりますから、いずれは全ての判断を、AIがこなすようになるでしょう。
人間の医師が判定すると、人によって判断に差が出て来ます。
同じ日本に暮らしているのに、地域によって誤診率が高くなる所が、出て来るのです。
また、同じ地域でも、診てもらう病院が違っていれば、やはり違った結果になるかもしれません。
ところが、全ての病院で同じ精度のAIで診断すれば、地域的な差はなくなるということです。
記事に紹介されていたのは、大腸癌の話でしたが、これはあらゆる病気の診断で、言えることなのです。
また、特殊な病気や珍しい病気であれば、一般の医師では病気の存在すら、思いつかないことがあるでしょう。
しかし、AIであれば、そういった見逃しも防げます。
田舎での医師不足や病院不足も、AIを導入することで解消されて行くでしょう。
病気になっても病院がないというのは、田舎の欠点のように思われていました。
でも、AIで都会と同じ診断ができるとなれば、病院のことで田舎が都会に、引け目を感じることはなくなるでしょう。
田舎で暮らしたいと思う人が、ますます増えることと思います。
医療以外でも、これからAIは様々な分野で、大活躍するでしょう。
予知がむずかしいとされている、地震についても、AIに情報分析を任せれば、高い精度での地震予知が、可能になるかもしれません。
スポーツの微妙な判定においても、AIは導入するべきでしょう。
誤審がなくなり、誰もが納得の行く判定を出させれば、後味の悪さもなくすことができます。
天文の世界でも、AIであれば、あの細かい星々のわずかな変化も、きちんととらえることが、できると思います。
もう、すでにいろいろな分野で、AIは活躍していると思いますが、その能力はこれからも進化し続けて行くでしょう。
コロナウィルスに太刀打ちできない、現代の経済システムについても、AIにどうすればいいのか尋ねてみると、面白いことを教えてくれるかもしれません。
ただ、どうすればお金が回るかということを、目的にするのではなく、どうすれば全ての人が、健全に暮らせるのかということを、尋ねなくてはなりません。
私はお金がない世界が、一番だと考えていますが、それ以外の方法が見つかるとすれば、ぜひともAIに教えてもらいたいですね。