アンドロイドの活用
予想どおり、世界中で新型コロナの、新たな猛威が広がっています。
イギリスで見つかったとされる、新型コロナウィルスの変異株は、従来のウィルス株よりも、感染力が最大で1.7倍とされています。
それを実証するかのように、若い人の間でも、感染が広まっているようです。
このウィルスの毒性が、どれほどのものなのかはわかりません。
しかし、体力の弱い人が感染すると、リスクがあることは同じですから、これまで以上に感染には、注意を払う必要が出て来るでしょう。
だからと言って、都市をロックダウンしたり、外出を自粛したりすると、人々のストレスになるばかりでなく、飲食業を中心とした、経済的ダメージは避けられません。
飲食業以外の仕事も、外出自粛とは直接関係がないように見えても、人々の不安や収入減による買い控えが増えると、やはりダメージを受けるでしょう。
混乱が長引くと、コロナ騒ぎとは関係がないように見えていた企業が、倒産する可能性も否定はできません。
経済危機に関しては、お金がないと身動きが取れなくなるような、世の中のシステムそのものを、変えることが根本的な対処になるでしょう。
現在のコロナ騒ぎが落ち着いたとしても、新たなウィルス騒ぎが起こる可能性は、いつだってあります。
それに、経済システムを不安定にさせるのは、ウィルス騒ぎに限ったことではありません。
リーマンショックのような金融危機や、戦争あるいは大災害などでも、同じような状況は起こり得ます。
そもそも普段の状態においても、貧困に喘ぐ人が多いですし、貧しい国がなければ、成り立たない経済システムですから、元々見直す必要はあったのです。
ただ、新しい経済システムを構築したとしても、人命に関わるウィルスについては、対策を講じる必要があるでしょう。
ウィルスの研究や、薬剤やワクチンの開発が、収益ではなく人々の幸福のために、行われるのであれば、今以上に効率的かつ効果的な対策を、取ることができると思います。
しかし、それ以外にも、予期せぬ感染のリスクを、下げる方法があります。
それはアンドロイドです。
たとえば、飲食店での注文や配膳の仕事は、アンドロイドがやればいいのです。
飲食店以外でも、営業や接客の仕事を、アンドロイドに任せれば、いいと思います。
お客との応対を、全てアンドロイドのAI知能に任せても、構わないでしょう。
でも、別室にいる人がアンドロイドを通して、お客とコミュニケーションを取ることもできます。
病院の仕事も、アンドロイドを取り入れれば、人間の感染リスクを下げられますし、人手不足も解消できます。
また、様々な現場にアンドロイドを投入することで、アンドロイドのAI知能から、新たな対策や改善方法などを、指摘してもらえるかも知れません。
アンドロイドの投入は、感染を防ぐだけでなく、新しい知恵を手に入れられる、可能性があるのです。
ただし、様々な現場で、人間のように動けるアンドロイドを、開発することは容易ではないでしょう。
とても、現在のコロナ騒ぎには間に合いません。
そうではなく、今後の問題に向けての、早めの対応という形で、優秀なアンドロイドの開発を進めるべきなのです。
開発に関わる人は、新たな産業の成長に、興奮を覚えることでしょう。
また、様々なアンドロイドが増えることで、一般の人々の好奇心も刺激され、暗い雰囲気が明るくなると思います。
アンドロイドが増えると、失業者が増えると懸念する人が必ずいます。
でも、全ての仕事をアンドロイドが、するわけではありません。
アンドロイドを活用した、社会貢献のアイデアを出したり、人間の経験が必要な、子供の教育に関わる仕事など、世の中が求める仕事は、いくらでもあります。
儲かるか否かという、金銭感覚を基準にしていると、人々が必要としている仕事があっても、無視されてしまいます。
しかし、誰かのためにという思いで探せば、やるべき仕事はいくらでも見つかるでしょう。
それにお金を中心とした世の中でなくなれば、失業するという心配そのものが、いらなくなるのです。
いずれアンドロイドは、いろんな所で普通に目にされるような、時代になると思います。
人の代わりに仕事をしてくれるアンドロイドを、奴隷のように考える人も、いるかも知れませんが、アンドロイドは人間の友人です。
アンドロイドを友人として扱えないようであれば、そこには感謝も思いやりもないということです。
そんな世界になったとすれば、いずれ人類は滅亡してしまうでしょう。
アンドロイドを友人として見られるならば、それは人間が新たな世界観を、手に入れるということです。
そんな人類の前には、信じられないような素晴らしい世界が、姿を見せてくれるに違いありません。