異星人の介入2
宇宙を研究している人であれば、人類以外の異星人の存在を、認めているでしょう。
SF映画で出て来るような、宇宙船をワープさせるような技術も、いつかは現実に可能となるだろうと、信じているはずです。
想像力のある人であれば、異星人が遺伝子操作で、人間を創ったという考えを、否定したりはしないでしょう。
人間が、今よりさらに科学を発達させ、他の星へ旅することが、できたとしましょう。
そして、まだ支配者がいない惑星で、地球とは別の生き物を見つけたとします。
そこで研究者たちは、生き物の遺伝子を調べるでしょう。
その研究者たちの中に、遊び心で地球の生き物に似た生き物を、創ってみようと思う者がいても、不思議ではありません。
犬のような従順なペットを好む者が、異星の生き物をペットにしたいと、考えるかも知れないのです。
そんな研究者がこっそりと、おとなしくて人に従順な性格になるよう、生き物の遺伝子を操作する可能性は、大いにあると思います。
今でも生を冒涜するような、非倫理的な遺伝子操作は、世界的に禁じられています。
それでも名声欲しさと、抑えられない好奇心に従って、やってはいけない実験を、やってしまう研究者が、現実にいるのです。
支配者もいなければ、従うべき法もない惑星で、動物実験をしたところで、研究者が何の罪悪感を抱くでしょう。
ですから、地球を訪れた異星人が、類人猿に遺伝子操作を施して、人類を創ったとしても、荒唐無稽な話とは、言えないのです。
私は異星人が存在していると、考えています。
世界中で目撃される本物のUFOは、異星人の乗り物に違いありません。
彼らが人類を創った存在なのかは、わかりません。
しかし、人類がどのような経緯で誕生したのかは、知っているのではないかと思います。
だからこそ、彼らは人類に、大いなる関心を抱いているのです。
地球人よりも圧倒的な、科学力を持っているのに、彼らはその力で、地球を支配しようとはしません。
それは、人類がどのような成長をするのかを、観察しているからに違いありません。
観察するだけなのかと、思う人もいるでしょう。
きっと異星人たちは、人類が成長して、彼らと対等に話ができるようになるのを、待っているのだと思います。
あなたが動物に遺伝子操作を加え、その動物が知恵を持つようになって、いろんなことを理解できるようになったら、どう思いますか。
あなたはその動物に、何を期待するでしょうか。
自分と対等に会話ができるようになったら、どれだけ楽しくて素敵だろうと思いませんか。
自分の話が理解できるようになれば、もっともっといろんなことを、教えてあげようと思うのではないでしょうか。
そして、いずれは自分の相棒として、共に過ごしたいと考えるのではありませんか。
きっと異星人たちは、そんな思いで人間を、眺めているのだと思います。
それなのに仲間同士でいがみ合い、殺し合い、自分だけがいい思いをしようと、考える者たちが、地上を支配しているのです。
あなたが異星人であったなら、今の地球人を見て、どんな気持ちになるでしょうか。
異星人たちが直接人類の前に、姿を見せて交流を始めることを、私はとても期待しています。
もしそうなれば、それはこれまでの歴史上の、どんな出来事よりも、すごいことです。
その瞬間に立ち会えたなら、どんなに素晴らしいことでしょうか。
しかし、そうなるためには世界が、愛で満たされなければなりません。
お互いに思いやり、感謝ができるようにならないと、異星人は姿を見せてくれないでしょう。
自分たちが、偶然生まれたのではなく、宇宙に満ちた生命エネルギーの中で、生まれるべくして生まれたのだと、理解することは大切です。
その理解は、人間以外の生き物や、自然と呼ばれる地球環境に対しても、思いやりと感謝の気持ちへとつながります。
当然、人間同士の思いやりと感謝を、強めることにもなります。
専門家と呼ばれる人たちや、権力や地位を持っている人たちが、人生とはこんなものだと、決めつけたような価値観に、振り回されないで欲しいと思います。
自分で感じ、自分で考え、自分で判断して下さい。
本当に大切なことは、細かい知識ではありません。
全ては自分自身の中に、含まれています。
自分というものを、深く考えて下さい。
そうすれば、私が伝えたいことが、わかると思います。
そして、自分について深く考えることこそが、人間が人間である所以なのです。