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許すということ その2

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さて、それでは今後、傷ついたあなたは、どうすべきなのでしょうか。

一生の間、傷ついた心を抱えながら、苦しまなければならないのでしょうか。

そんな事はありません。

あなたは、この苦しみから逃れられるのであれば、どんな事でもしたいと思うでしょう。
そして、それは可能なのです。

そのためには、あなたの価値観を、変えなければなりません。

あなたの価値観が、あなたを苦しみの中に、縛りつけているからです。

心の傷で苦しむ、あなたの価値観とは、どのようなものでしょうか。

恐らく、あなたは自分の存在を、とても小さく価値のないものと、見ているのだと思います。

自分に自信を失い、自分なんかに普通の暮らしは、訪れないだろうと、決めてかかっています。

本当だったら、今とは違う人生を、送っていたはずなのにと、悔しさで一杯です。

たった一度の人生、やり直しが利かない人生を、台無しにされてしまったと、嘆く思いと、相手を責める気持ちが、繰り返し起こります。

それらの思いが鎮まっている間は、常に虚無がつきまといます。

 ※woidlさんによるPixabayからの画像 です。

道端を、よく観察してみて下さい。

コンクリートの隙間に溜まった、土埃の中から、芽を出す草があるでしょう。

自分で望んで、そんな所に根を、下ろしたわけではありません。

たまたま種が落ちた場所が、そこだったのです。

それでも、草は精一杯生長しようとします。

恵まれた土地に、生える仲間のようには、大きくはなれません。

それでも、太陽に向かって精一杯伸び、小さいながらも花を咲かせます。

誰も見てくれないかも知れません。

虫も飛んで来てくれないかも知れません。

それでも草は、懸命に花を咲かせています。

人間も同じです。

どんなにひどい環境に置かれようとも、人間は人間なのです。

人として育ち、人としての喜びを、花咲かせることができるのです。

条件の悪い所でも、草花が生長し、花を咲かせることができるのは、何故でしょうか。

それが、草花の本来の姿だからです。

生長して花を咲かせるという、草花の本質にだけ、従って生きているからです。

では、あなたが人として、本来の人生を取り戻すためには、どうすればいいのでしょう。

身近に、あなたを傷つける要因があるのなら、そこから距離を置くのが一番です。

しかし、嫌なものから逃げるという、見方をしてはいけません。

スギ花粉やハウスダストなど、アレルギーを引き起こす、アレルゲンがある所から、ない所へ避難するぐらいに、考えるのです。

 ※unicさんによる写真ACからの画像です。

嫌なものから逃げる、と考えてしまうと、離れた先でも、嫌なものが頭から離れません。

つい嫌なものの事を考えてしまうと、怒りや悲しみの発作を、起こしてしまいます。

その点、アレルゲンから離れたと考えていれば、気分はかなり楽になるでしょう。

花粉症の人が、スギ花粉がない外国へ行くと、花粉症の症状は起こりません。

そんな時に、わざわざ花粉症で大変だった事を、思い出す人はいません。

思い出したところで、ただの花粉ですから、症状が出る事もないのです。

だから、嫌な相手のことも、花粉と同じだと考えるのです。

実際、愚かな人というのは、その程度のものなのです。

あなたが心の中で、相手を悪魔のように受け止めるから、離れていても苦しむのです。

でも実際の相手は、ただの愚かな人間に過ぎません。

あなたにとって、何の価値もありませんから、考えるだけ無駄な存在です。

それでも、傷ついた心が相手の事を、思い出させるという事はあると思います。

そんな時は、さらに価値観を変えましょう。

自分にとって、世界は孤独で不安に満ちていると、あなたは考えているに違いありません。

でも、それは事実なのではなく、そう思い込まされているだけなのです。

 ※Anemone123さんによるPixabayからの画像です。