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浮気の理由

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 ※Anastasiya BabienkoさんによるPixabayからの画像です。

付き合っている相手がいるのに、他の人とも付き合う。

結婚しているのに、別の相手と関係を持つ。

芸能界では時折、こんな話題が登場します。

でも、身近なところでも、似たような噂を、耳にすることがあるのではないでしょうか。


浮気について考える時、一つ押さえておかないと、いけない事があります。

それは、浮気はいけないという概念や約束事は、人間が作ったものだという事です。

人間を自然の生き物、あるいは動物の一種と見た時、その行動に対して、人間が作ったルールは、適用できません。

つまり、浮気という行動を、倫理的な話で説明したり、制限したりはできないという事です。

 ※photosforyouさんによるPixabayからの画像です。

浮気を繰り返す人に、その理由を尋ねても、本人も上手く説明が、できないかも知れません。

そもそも大して好きでもない相手と、付き合ったり結婚したのであれば、気持ちが他の方へ向いてしまうのは、当然でしょう。

こういう人は、誰かと関係を持つという事を、とても軽くとらえているのだと思います。

相手の事を、思いやれない生き方は、動物的と言えるでしょう。


好きで一緒になったはずの相手がいるのに、浮気をしてしまう人。

こういう人は、浮気相手をその場限りの、遊び相手ぐらいに思っているのでしょう。

浮気を責められると、本当に大切にしているのは、今の相手一人だけだと、答えるに違いありません。

それでも、今の世の中のルールでは、浮気をすると、本当に大切にしている人を、傷つけてしまうわけです。

それを知らないわけが、ありませんから、本当に大切にしているという言葉は、当てにならないでしょう。

ただ、好きな人と一緒にいるのに、他の人の方を向いてしまうのは、やはり何か理由があるはずです。

それは好きな相手への不満、あるいは後ろめたさかも知れません。

 ※Sasin TipchaiさんによるPixabayからの画像です。

好きで一緒になったはずなのに、相手が自分を理解してくれない。
相手の期待に応えられず、一緒にいる事に疲れている。
相手に構って欲しいのに、思ったようには構ってもらえない。

こんな事が続いていると、欲求不満になって、誰かに甘えたくなるのかも知れませんね。

だからって、浮気をするなんて許せないと、考える人は多いと思います。

でも、これは心の変化の話であり、道徳の問題ではないのです。

浮気を責められると、一時は反省して、もう浮気はしないと約束するでしょう。

しかし、浮気の原因がそのままであれば、再び浮気をする可能性は、高いと思います。

他に何かストレス解消の、機会があるならば、浮気はしないかも知れません。

でも、そんな機会がない人は、浮気を繰り返すか、離婚を切り出すか、あるいは心の病気になってしまうかの、いずれかでしょう。

 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。

誰かと惹かれ合ったり、浮気を繰り返したりするのは、その人の中にある、性エネルギーが関連しています。

好き合っている相手は、互いの性エネルギーが相手を引き寄せ、一つになるよう働きかけます。

それは二人の間に、安定と喜びをもたらしてくれます。

浮気をする場合は、性エネルギーの欲求、すなわち誰かと一つになって、心の安定と喜びを得たいという想いが、現状では叶わないという事なのでしょう。

いいとか悪いの問題ではなく、浮気とは、あふれ出そうな性エネルギーを、何とか処理したいという動きなのです。


一方で、性エネルギーは、創造エネルギーでもあります。

男女が交わり、子供が産まれるのも、性エネルギーが創造エネルギーだからです。

 ※Stephanie PrattさんによるPixabayからの画像です。

性エネルギーも創造エネルギーも、どちらも同じエネルギーです。

性エネルギーと呼ぶか、創造エネルギーと呼ぶかは、エネルギーをどういう視点で、見るかによります。

夢中になって何かを創っている時、人は気持ちが安定しています。

他の余計な事は考えません。

つまり、創造エネルギーを使う事で、気持ちが安定します。
そこには、喜びもあります。

これは同じエネルギーを、性エネルギーとして見た時と、同じ性質です。

同じエネルギーですから、当たり前ですね。


性エネルギーを持て余して、浮気をしてしまう人は、言い換えれば、日常の暮らしの中で、創造的な事をしていないと、いう事だと思います。

趣味でも仕事でも、自分が夢中になってやれる事があれば、性エネルギーを創造エネルギーとして使います。

そうしているうちは、浮気をしたいとは思わなくなるでしょう。

つまり、浮気の問題というものは、実は生き甲斐の問題でもあるのです。

 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。

でも、好きな事ばかりしながら、浮気癖が治らないという人も、いそうな感じですね。

そういう人は、自分の好きな事にだけ熱心で、それ以外の事には、無頓着なのかも知れません。

あるいは数多くの相手と、関係を持つことが好きなことだと、いうことも考えられます。

また、先に述べましたように、好きな事をしていない時の、居場所がないとか、自分が好きな事について、理解を得られないなどの、ストレスがあるという、可能性もあるでしょう。

いずれにしても、相手を大切に想う気持ちが、持てないのであれば、恋愛であれ友情であれ、その関係が壊れるのは必然です。

それは浮気をする方だけでなく、浮気をされる方にも言えることです。

別な見方をするならば、相手を大切に思えない人は、今の人生の目的に、よい人間関係を築くという事が、据えられていないのかも知れません。

そうであるならば、どうにも仕方がありません。