> 科学・哲学・心霊 > 世界観 > 世界と集合意識 その2

世界と集合意識 その2

この記事は4で読めます。

夢や想像の世界で、いろんな人物をイメージするとしましょう。

私たちは、それぞれの人物の性格を、一人一人把握することができます。

同時に全体の人間関係や、それぞれの動き、生活環境などを、想定することもできますよね。

あなたが設定した舞台の中で、いろんなキャラクターたちが、動き出します。

あなたは、その様子をじっと眺めています。

 ※Alexas_FotosさんによるPixabayからの画像 です。

今のあなたが、集合意識だと思って下さい。
キャラクターたちは、私たち一人一人の人間です。

わかりますか?

集合意識は、私たちに共通の舞台を設定し、その中での様々な物語、つまり人生を、私たちを通して体験するのです。

何のために?

人類の集合意識は、知性体です。

私たち一人一人は、集合意識の触手のようなものです。

そもそも集合意識という言葉が、私たちを中心にしたものです。

でも、集合意識の立場で見れば、私たちの意識は、末端意識と表現されるべきなのでしょう。

集合意識という表現をとると、それがどんな意識なのか、イメージがしにくいと思います。

私が集合意識という言葉を使っても、それは一つの知性体だと考えて下さい。

私たちより、遥かに多くのことを知り、理解できる、優れた知性体です。

数え切れないコンピューターを接続した、スーパーコンピューターのようなものです。

接続された一つ一つのコンピューターが、私たちです。

知性体である集合意識は、知性体として成長しようとします。

私たちがいろいろ体験するのは、全て集合意識が知性体として、進化して行くためのものなのです。

すなわち、私たちの人生とは、高い知性を得ることを、目的としているのです。

そのため、集合意識は無意識を通して、私たちの意識に、高い知性を得るように働きかけます。

ただ、意識は自由に思考し、何をどうするのかを、決定することができます。

どうしてこの世界に生まれて来たのか、知りませんから、環境に流されてしまいがちです。

無意識が懸命に指示を与えても、意識の方は目の前の出来事に、夢中です。
無意識の指示など、なかなか気がつきません。

 ※PublicDomainPicturesさんによるPixabayからの画像 です。

それでも無意識は、ずっと指示を与え続けます。

そうしているうちに、無意識の言葉に、気がつく意識が現れます。
その意識は高い知性を、持つようになります。

高い知性とは、私たち人類が同じ一つの存在なのだと、気づく力のことです。

高い知性は差別をしません。
自分さえよければいいという、発想はありません。
お互いを理解し合い、助け合おうとします。

物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさを求めます。
下心なしに、困っている人に、手を差し伸べます。
人間以外の生き物たちにも、慈悲の心を向けます。

高い知性を持つ人物が、存在感を増した時、集合意識では知性体としての成長が始まります。

それは植物の種が、発芽するようなものです。

 ※Markéta MachováさんによるPixabayからの画像 です。

植物は種の間は、何の変化もありません。
同じ姿で、じっとしています。

しかし、土に埋められ、水や光が与えられたら、ちゃんと芽を出し、育って行きます。

植物の種は、発芽のタイミングを待っているのです。
そして、発芽した後も、植物は自分が育つ方向がわかります。

それと同じように、人類の集合意識も、知性体として成長します。

どのタイミングで発芽するのか、発芽した後、どの方向へ進化するのか、そういう事もわかっているのです。

 ※Deflyne CoppensさんによるPixabayからの画像です。

今、無意識の指示を、きちんと受け止めている人が、増えているように思います。

それは高い知性の人が、増えて来ているということです。

また、それは集合意識の知性が、上がって来ているという意味でもあります。

集合意識の知性が上がると、集合意識が設定している世界の様子も、変わって来ます。

すなわち、世界の雰囲気に、知性が感じられるようになるのです。

一度発芽して、成長を始めた植物が、元の種に戻ることはありません。

それと同じで、一度成長を始めた集合意識は、せっかく手に入れた知性を、手放すことはありません。

逆に、さらに高度な知性を求めて、ぐんぐん成長して行くのです。

知性の低い者たちは、これまでどおりの世界を、保とうとするでしょう。

しかし世界そのものが、変わろうとしているのです。
全ては無駄な足掻きとなるでしょう。

そして、世界は間違いなく、愛と喜びに満ちたものに変わるでしょう。

 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。