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世界と集合意識 その1

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 ※Free-PhotosさんによるPixabayからの画像です。

夢の世界は、全く個人的な世界です。

夢に出て来る人物や動物、怪物たちは、全て夢を見ている人の中にある、キャラクターです。

背景の景色や、舞台となる時代など、全部夢を見ている人が、自分で創っているのです。

現実世界のように、とてもリアルな夢もあります。

でも、大抵の夢はぼんやりした印象で、見たのか見ていないのか、はっきりしない時もあります。

覚えている夢でも、ストーリーは滅茶苦茶のように見えます。

子供の頃の友だちと、職場の知人が、何故か知り合いで、談笑したりしています。

学校が舞台かと思えば、次の瞬間には、夜の酒場にいたりします。

空を飛べることもありますし、海に深く潜っても、息が苦しくなったりしません。

現実世界と比べると、夢はハチャメチャで訳がわからない、世界のように見えてしまいます。

 ※compositaさんによるPixabayからの画像 です。

一方、私たちが存在している現実世界は、夢のようにあやふやではありません。

仕事の商談相手が、突然小学校の時の、担任の先生に変身したりはしません。

映画や小説の中に出て来る怪物が、実際に目の前に現れることも、ありません。

高い所から飛び降りると、必ず落ちてしまいます。

海に潜ると、息が苦しくなってしまいます。

眠った後、目が覚めると、そこには眠る前と同じ世界が、存在しています。

この融通が利かないほど、しっかりした存在感が、この世界を現実だと、認識したくなる所以でしょう。

では、どうしてこの世界は、そこまでしっかりしているのでしょうか。

 ※Rudy and Peter SkitteriansさんによるPixabayからの画像です。

個人が見る夢は、その人一人で創った世界です。
ですから、その人の気持ちが変われば、舞台や状況が変化します。

しかし、現実世界の方は、私たちの気分が変わったからと言って、突然違う世界に変わったりはしません。

だから、夢と現実は違うんだと、考える人もいるのです。

ところで、私は個人個人が見ている世界は、一人一人違うのだと考えています。

その証拠に、目が見えない人の世界は、真っ暗でしょう。
耳が聞こえない人の世界には、音がないと思います。

同じ世界にいながら、体験している世界は、一人一人違うのです。

私たちが体験している世界は、体を通して得られた情報で、心の中に創られているのです。

ですから、私が死んでこの世を去れば、私個人の世界はおしまいになります。

しかし、私が死んだ後でも、他の人は生き続けているでしょうし、この世界はこのまま残っているでしょう。

それは人々に、体験すべき世界の情報を、安定的に提供している、システムがあるということです。

 ※wladicus1さんによるPixabayからの画像です。

私たちの体は、その情報を受信する受信機です。

人間の体は、共通の遺伝子情報に基づいて、形成されています。
つまり、みんな同じ受信機を、携えているということです。

もし違う受信機を使っている者があれば、その人は他の人とは、全く違う世界を体験するでしょう。

他の人の存在は、認識するでしょうが、私たちが見ているのとは、全然違う姿に、見えるかも知れません。

互いに意思の疎通を図るのも、困難でしょう。

人間は共通の世界を体験できるように、共通の受信機である体を持っているのです。

私たちの体は、同じ情報源から情報を受信して、それぞれの世界を構築しています。

その情報源を提供しているのは、恐らく人類の集合意識なのだと、私は考えます。

この集合意識というのは、私たちの意識で言えば、無意識の領域になるでしょう。

私たちは一人一人が、ばらばらのように見えます。

でも、無意識の部分では、他の人たちとつながっている、ということなのです。

 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。