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何故、今ここにいるのか

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 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。

これは、どの時代の人にも、言える疑問だと思います。

何故、自分は今、ここにいるのか。
どうして、他の時代ではないのか。
どうして、他の家、他の国に生まれなかったのか。

たまたま、そうなったと考える事もできます。

でも、そこに何か必然的な理由が、存在するに違いないと、受け止める事もできます。

どう考えようと、本人の自由です。

しかし、どう考えるかによって、その後の人生の送り方が、左右されるでしょう。

 ※PublicDomainPicturesさんによるPixabayからの画像です。

水が入ったコップを、ひっくり返すと、水がこぼれますよね。

コップの水がこぼれるのは、重力があるからです。

コップから外に出た水の分子は、重力に引かれるまま、移動して行きます。

どこまで移動するのか。

それは、その分子が最も安定した位置に、行けるまでです。

一つの水の分子が、ある場所へ移動するのを、偶然と見る事は自由です。

しかし真実は、その分子に働く重力と、周囲の分子との関わりにおいて、必然的に決まった場所へ、移動しているのです。

わずかでも別の要素が、そこに加わるならば、水の分子は違う場所へ、移動するでしょう。

でも、そうでない限りは、水の分子の移動する先は、決まっていると言えるのです。

それは、それぞれの水の分子についても、言える事です。

と言う事は、その時の全体的な、水の流れ方も、決まったとおりのものだと、言えるのです。

 ※Pete LinforthさんによるPixabayからの画像です。

人をエネルギー体と考えると、周囲のエネルギーとの関係で、どこに引き寄せられるのか、どこと反発するのかが、決まっていると考えられます。

つまり、この世界に産まれて来る時に、その人のエネルギー状態によって、最も適切な時と場所が、決定するという事です。

エネルギー状態という表現は、外から眺めた、客観的な表現です。

これを主観的表現に変換してみましょう。

ある人物が、この世界に産まれて来るのは、その時にその人物が、何を考え、何を望み、どんな人生を送ろうとしているのかで、決まるのである。

こんな感じでしょうか。

これは、人間の心が不滅で、生まれる前、また死んだ後にも、心が存続するという事が、前提です。

心を精神エネルギーと考えれば、エネルギー不滅の法則に従って、ずっと存続しているという理屈です。

人の心は、状態が変化する事はあっても、消滅する事はないのです。

 ※SplitShireさんによるPixabayからの画像です。

話を戻しますと、どの時代にしても、人はそれぞれ、その時の状態によって、適切な時と場所として、その時代や環境を選んで、生まれて来るのだと言えるでしょう。

人が何かを学ぶために、生まれて来るのだとすれば、それぞれの時と場所が、その学びにとって最適なのだと思います。

そこで、あなたに問います。

あなたは、何故今、ここに生まれて来たのでしょうか。

親が勝手に、産んだんだと言うのは、正しくありません。

その親や、その家の環境を、選んで産まれて来たのは、あなた自身の選択なのです。

考えてみて下さい。
考えても、損をする事はありません。

面白い事ですし、必ずあなたの人生に、深みが出ます。

これからの人生が、あなたの考え一つで、変わって来ますから、慎重に考えて下さい。

自分には価値がないと、考えないで下さい。

それは、自分の価値を知らないだけなのです。

何故、今なのか。

その答を求めるには、今がどういう時代なのかを、探る必要があります。

浅く探るのか、深く探るのかで、あなたの判断は、全然違うものになるでしょう。

でも、結果を恐れず、とにかく考えてみて下さい。

 ※Anand KumarさんによるPixabayからの画像です。

何故、この家に生まれたのか。
何故、この地域、この国に生まれたのか。
何故、ここで暮らしているのか。
何故、ここで働いているのか。

考えて下さい。
自分が惹かれる場所、避けたい場所、いろいろあるでしょう。

惹かれるにしても、避けたいにしても、それぞれ理由があるはずです。
その理由を探って下さい。

それは、あなた自身の性格や性質を、見つける作業でもあるのです。

普段、口にしている自分の性格が、本当は真逆であるかも知れません。

たとえば、人間嫌いだと自負していたはずが、実は人との交流に、飢えているという事があります。

頑張るなんて、面倒くさいし、かっこ悪いと思っていた。

それなのに、あるものに対しては、結構こだわりを持って、作業をしてしまうという事もあります。

人生の目的が、学びと喜びにあると考え、自分が最大限に輝く事と、今の時代や場所が、どう関係あるのかを、探って下さい。

退屈やつらさとは、反対方向に喜びがあるという、道しるべです。

嬉しさや楽しさは、その方向に喜びがあるという、道しるべです。

その道しるべに従って進んで行くと、自分がどうして、この時代、この場所を選んだのかが、見えて来ると思います。

また、自分がこの時代、この場所を選んだという事は、この時代、この場所が、あなたを選んだとも言えるのです。

つまり、あなたが今ここにいる以上、あなたはこの時代、この場所に、必要とされているわけです。

あなたを否定する価値観があるとすれば、その価値観を打ち砕く事が、あなたに求められているのかも知れません。

また、あなた自身、それを目的にしているとも、考えられます。

もちろん、目的が一つだけとは限りません。

もっと他にも、たくさんあるかも知れないのです。

目的を果たして行く事は、苦難の道かも知れません。

それでも、その道は必ず、あなたを深い喜びへ、導いてくれるでしょう。