奇妙な夢
今朝、奇妙な夢を見ました。
登場人物は、みんな知らない人たちばかりです。
自分がいる場所も、見たことがない所でした。
私自身も、現在の私ではありませんでした。
現在の私と共通しているのは、自分が男であるという事だけです。
夢の中で認識している自分は、現在の自分とは、全く別人のようでした。
しかも、自分がいるその場所が、過去の世界だと認識しているのです。
夢の中の自分が、現在と理解しているのが、どんな所なのかまではわかりません。
それでも夢の中の私は、意図的に過去の世界へ、タイムスリップしていたようでした。
こんな感じで、今の自分とは、全く別の人格、別の記憶を持った人物である夢を、何度か見た事があります。
女性だった事もあります。
夢の中の私は、酒場で男性と一緒に、お酒を飲んでいました。
この時は、目覚めてからしばらくの間、とても戸惑いました。
今の私の中には、自分を女性だと信じる要素は、これっぽっちもありません。
男性を求める気持ちも、全くありません。
ですから、どうしてそんな夢を見たのか、理解ができずに困惑するばかりでした。
また、夢の内容は忘れてしまいましたが、目が覚めた時に、しばらくの間、自分がどこにいるのかが、わからなくなった事もあります。
寝ていたのは、いつもの寝室で、目を開けると、いつもの部屋の様子が、見えていました。
でも、その時は自分が全然知らない所へ、運ばれて来たように思っていました。
目覚めているのに、頭の中は、まだ夢の世界にいたのです。
夢は無意識の非言語的思念を、通常の意識が理解できる、言語的思考への変換だと、私は理解しています。
私たちは睡眠中、通常の意識を眠りにつかせて、無意識の状態となって、精神活動を続けていると考えられます。
その無意識だけになっている時に、私たちは何を考え、何を体験しているのでしょうか。
単に覚醒時の経験を、整理しているだけとは思えません。
もしかしたら、他の精神エネルギーと、交流しているのかも知れません。
あるいは、今の現実世界とは別の世界にも、つながりを持っているという、可能性もあるでしょう。
現実とは全く関係のない、別の世界のような夢があります。
そんな夢は、自分の勝手な妄想ではなく、本当にある別の世界の体験を、再体験しているのかも知れません。
それはパラレルワールドなのか、この世界の過去や未来なのか、あるいは、その両方なのか。
とにかく、私という存在の分身が、あちこちの世界に、いるかも知れないのです。
ひょっとしたら、この現実世界の今、同じ時空間の中に、自分の分身が別人格となって、暮らしている可能性もあるのです。
案外すぐ近くに、自分の分身がいるかも知れません。
嫌なやつと思っている、まさにその相手が、自分の分身という事も、有り得ると思います。
戦い合ったり、殺し合ったりしている相手の中に、自分の分身がいるかも知れないのです。
考えてみれば、全ては同じ所から、生まれたのだと言えます。
私たちはみんな、ある意味、地球の分身です。
全然違う存在と思っているものも、元をずっとたどって行けば、遠い分身と言えるでしょう。
つまり、自分以外の存在を、痛めつけたり苦しめたりする行為は、自分を傷つけているのと、同じという事になるわけです。
今日見たような不思議な夢は、そういう事を伝えようと、していたのかも知れません。