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地球にいる知性体

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地球に存在する知性体と言われると、間違いなく人間を思い浮かべるでしょうね。

しかし、人間以外に知性体がいたとしたら、どうでしょうか。

異星人がすでに地球に来ていて、人間の中に紛れ込んでいる?

それもあるかも知れません。

でも、私が言う知性体は、昔から地球に存在するものが対象です。

 ※Daniel PolákさんによるPixabayからの画像です。

そう言われると、今度はチンパンジーやゴリラなどの類人猿や、イルカやクジラなんかが、頭に浮かぶでしょうか。

他にも、人に身近な犬や猫なんかも、知性があるように見えます。
オウムやカラスなども、かなり賢く見えますよね。

知性が感じられる生き物は、人間には友だちのように思えます。
人によっては、その生き物を家族のように見るでしょう。

 ※Marco PetryさんによるPixabayからの画像です。

私は全てのものは、精神エネルギーなのだと考えています。
私たちが物質と呼んでいる、レベルのものについてもそうです。

精神と物質は分けられがちですが、その本質においては、どちらも同じエネルギーだと、私は思います。

違うのは、エネルギーとしての質でしょう。

よく言われるのは、振動数が違うという表現です。

振動数と言われても、ぴんと来ないかも知れませんね。
でも、電磁波の波長や振動数の違いと、同じだと考えれば、イメージできるでしょうか。

そして、精神エネルギーの基本は、知性なのだと私は理解しています。

精神エネルギーが意識を作るのですから、その基本は知性でなければ、理屈が合いません。

全ての存在が、精神エネルギーで作られている。
それは人間やそれ以外の生物だけでなく、水にも空気にも土にも、それなりの知性があるということです。

もちろん、普通に人間が考える知性というものと比べると、そんなの全然知性じゃないと、思われるでしょう。

しかし、それは物質の知性を、人間がイメージできないだけのことです。

 ※Pete LinforthさんによるPixabayからの画像です。

ここで、初めの話に戻りますが、地球上の知性体と言うと、地球に存在するもの、全てだということになります。

ただ、私はここで知性体の定義を、もう少し狭めたいと思います。

それは自分を認識できる存在です。

人間以外に、自分を認識できる生き物は、地球上にどれだけいるでしょうか。

ここで言う自分とは、自分の体のことではなく、自分の心のことです。

 ※David MarkさんによるPixabayからの画像です。

生物は自らの体をセンサーとして、周囲の情報を感知します。

センサー機能は、センサーである体自体も、調査の対象になっています。

ですから、空腹や痛みなどを、情報としてとらえて、意識へ伝えるのです。

そのセンサーを、自らの意識に向けられる生き物が、人間以外に存在するのかというのが、私の問いです。

だけど、この問いに答えられる人はいないでしょう。

何故なら、その生き物のセンサーが、自分の意識に向けられているかを、確かめる術がないからです。

 ※Andre MoutonさんによるPixabayからの画像です。

ミラーテスト(鏡像自己認知テスト)というものがあります。

まず、テスト対象となる動物に、麻酔をかけて眠らせます。

その間に、その動物が自分では見られない、体の部分に色を塗ったり、ステッカーを貼っておきます。

その後、意識が戻った動物に鏡を見せて、その反応を見るというテストです。

 ※Andre MoutonさんによるPixabayからの画像です。

多くの動物は、鏡に映っているのが、自分だとは気がつきません。

それでも、いくつかの種類の動物は、それが自分だと理解して、知らない間につけられた、色屋ステッカーを、取ろうとするそうです。

これは、動物が自分を認識できるかどうかという実験です。

多くのサルたち、アシカ、パンダ、イヌ、オウム、カラス、タコは、このテストに失敗したと言います。

合格した動物は、イルカとシャチ、ボノボとチンパンジーとオランウータン、ゾウ、カササギ、そして魚のホンソメワケベラだそうです。

 ※skeezeさんによるPixabayからの画像です。

しかし、このテストで動物が認識しているのは、自分の体であって、心ではありません。

鏡の中の自分の姿を、自分だと認識できる動物と、認識できない動物がいることは、わかります。

しかし、認識できた動物が、自我というものまで認識しているかは、わからないのです。

人間ですら、鏡を見て、髪の乱れを直したり、にこっと笑ったりする事はあっても、自分って何なんだろうと、考える人は多くないでしょう。

ただし、考えてみろと言われたら、考えることができます。
それは人間であれば、誰でもできるのです。

 ※Romuald BézardさんによるPixabayからの画像です。

果たして、自分という存在に、目を向けられる動物は、いるのでしょうか。

もし、そんな知性のある動物が、人間以外にいたとすれば、人間はその動物に対して、特別な親しみと敬意を抱くでしょう。

姿こそ人間とは全然違ったとしても、自分たちと同じ存在であると、強く認識できるに違いありません。

先に述べたように、それを直接確かめる術はありませんが、あなたはどう思いますか。

そんな生き物など、いるわけがないと思いますか。

それとも、あの動物だったらと、思い当たる動物がいますか。

いずれにしても、知性があるのは人間だけでは、ないのだと知ることは重要です。

そして、時には人間のように見える、生き物がいるとすれば、その生き物は人間とは全く違った道を歩むと決めた、素晴らしい知性体なのかも知れません。