浮き彫りにされた問題
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全国的に多くの街で、外出の自粛が解かれ、この週末はたくさんの人が、買い物や行楽を楽しまれたことと思います。
だけどコロナウィルスが、いなくなったわけではありません。
ですから、みなさん、どこか不安が残った外出だったでしょう。
恐らくですが、今後も所々で、集団感染が発生するでしょう。
その都度いろんな形での自粛を、繰り返し求められることになると思われます。
それでも、いつかはコロナウィルスも、薬で簡単に治療ができる日が来るでしょう。
ワクチンも開発されて、予防接種を受けられるようになります。
そうなれば、コロナウィルスを怖がる人はいなくなり、いずれコロナ騒ぎ自体は、過去のものとして、人々の記憶から薄れて行くと思います。
しかし、今回の騒ぎで露呈した様々な問題は、決して忘れられないでしょう。
いや、忘れてはならないのです。
政府や会社の対応、学校や近所の人たち、あるいは世間の反応、また家族の中でのトラブルなど、いろんな場面で問題が生じています。
そのどれにも共通しているのは、思いやりの欠如です。
世間から批判される人たちは、みんな自分のことばかり考えていて、他の人への気配りや配慮が見られません。
一方で、こんな時はちょっとした思いやりも、心にしみるものです。
それは人々の気持ちを温かくし、希望を持たせてくれます。
コロナウィルスは私たちに問いかけています。
あなたはどちら側の人ですかと。