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地球温暖化

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 ※My pictures are CC0. When doing composings:さんによるPixabayからの画像です。

今日も暑いです。

調べて見ると、もう10日も、35℃前後の気温が続いています。

しかし、35℃なんて大したことはありません。

連日のように40℃超えの所が、日本各地で見られます。

ニュースで報道される気温は、気象庁が決めた場所での温度でしょう。

実際には、40℃を超える地域は、もっとたくさんあると思います。

温暖化に懐疑的な人も、この状況には、温暖化を認めざるを得ないでしょう。

温暖化の影響は、単に暑くなるだけではありません。

毎年のように起こる、世界中の異常気象は、温暖化に起因していると、言われています。

 ※WikiImagesさんによるPixabayからの画像です。

台風やハリケーン、サイクロンの大型化や、長雨、集中豪雨、竜巻、干魃など、以前は何十年に一度、というような激しい災害が、今では毎年、当たり前のように起こっています。

今年も日本各地が、水害に見舞われました。

中国の長江流域も、長雨に苦しめられました。

オーストラリアは熱波による、大規模な森林火災が生じました。

インドでは既に、スーパーサイクロンが発生しました。

アフリカ、アジア、南アメリカでは、バッタが大量発生しています。

これからも、何が起こるかわかりませんし、似たようなことは、これから毎年繰り返されるのです。

気温の上昇が加速されれば、異常気象の強度も頻度も、加速されて行くかも知れません。

 ※Brenda PadillaさんによるPixabayからの画像です。

最近は、あまり報道されていないようですが、海面上昇も深刻な問題です。

南太平洋のツバル、キリバス、インド洋のモルディブなどの小さな島国は、水没の危機に瀕しています。

2014年に発表された、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)では、今世紀末の気温が、産業革命前と比べて、4.8℃上昇すると言われていたそうです。

しかし、最近の調査結果によれば、4.8℃ではなく、6~7℃の上昇になるようです。

 ※WikiImagesさんによるPixabayからの画像です。

この産業革命が、いつ頃かと言うと、1800年前後です。
今から、200年ほど前のことですね。

その200年前の気温と比べて 4.8℃、あるいは6~7℃の、気温上昇があるというわけです。

しかし、これは地球全体の平均気温のことです。

地域によっては、これ以上の上昇をみる所もあれば、それほどでもない所があるはずです。

特に北極や南極、グリーンランドなど、氷の多い地域の温度上昇が、重要でしょう。

実際、南極やグリーンランドの氷は、研究者の予測の何倍も速く、溶けていると言います。

 ※Angie AgostinoさnによるPixabayからの画像です。

研究者が予測しているよりも、高い温度上昇が、続く可能性もあります。

そうなると、思っていたよりも速く、海面が高くなるのです。

まだ先のことだから大丈夫と、高をくくっていると、大変な事態になるかも知れません。

世界中の大都市の多くは、海岸線近くにあります。

今後の海面上昇により、いずれは水没してしまう可能性は、高いと言えます。

水没にまで至らなくても、大型化している台風などの影響を、受けやすくなるでしょう。

今後も気温が、さらなる上昇を続け、夏には40℃以上の日が、当たり前になるかも知れません。

そうなると、外には出られなくなるでしょう。

野菜や果樹などの食べ物も、暑さの変化について行けず、収穫できなくなる時が、必ず訪れると思います。

家畜も病気になったり、死んだりするでしょう。

家畜が食べる飼料を、手に入れることも、むずかしくなると思います。

様々な食料が手に入れにくくなり、物価は上昇するでしょう。

貧困な人は、まともな食事をするのも、困難になってしまいます。

そうなることは、素人でも考えればわかることです。

当然、国はちゃんと手を打っているだろう、と考えたいですが、今の様子を見ていると、とてもそうは見えません。

年金問題も、そうでした。

年齢別の人口を調べれば、何年後にどうなるのかということは、何十年も前に予測できたはずです。

それなのに、問題が膨れ上がって、どうにもならなくなるまで、政治家たちは見て見ぬふりをして来たのです。

温暖化対策と言えば、二酸化炭素の排出を制限することしか、頭にないのかも知れません。

二酸化炭素を減らすのは、将来の温暖化を、抑制するための手立てです。

既に起こり始めた異常気象や、それに伴う様々な社会問題を、解決する方法ではありません。

今まさに人類に襲いかかっている災害や、今後必ず起こるであろう問題について、具体的な行動を起こす必要があります。

 ※WikiImagesさんによるPixabayからの画像です。

遠くない将来に起こるとされている、南海地震や東南海地震と、それに伴う津波に対しても、そうです。

国が中心になって、被害が想定される地域の住民を、避難させる政策を、取っているかと言うと、そんなことはありません。

全て個人の責任という、スタンスなのでしょう。

一般の人々にとっても、温暖化というものは、熱中症に気をつければいいだけの、問題ではないのです。

黙っていても、必要な時には国が動いてくれると、期待するのは間違いです。

期待するのではなく、要求するべきです。

そのために選挙は、積極的に活用すればいいでしょう。

また、一人一人が安全な場所を、真剣に考えないといけません。

自分だけが助かろうと考えず、みんなが助かる手段を、見つける努力が必要です。

温暖化の本当の怖さは、これから姿を見せるのだと思います。

コロナウィルスと同じで、これまでと同じ暮らしを、続けることはむずかしくなるでしょう。

でも、それを恐れたり不安に思うのではなく、新たな時代を迎え入れるつもりで、立ち向かうのがいいと思います。

そこに悲惨な想いを、重ねてはいけません。

新たな環境は、新鮮な気持ちで受け入れるのです。

そして、人々と協力することに、喜びを見出すのです。

 ※LQD-DenverさんによるPixabayからの画像です。

私は予言者ではありませんが、世界が大きく変わろうとしているように、感じています。

一つ一つの出来事は、一見無関係のように見えるでしょう。

でも、全ては一つにつながっています。

全ての出来事は、無関係ではありません。

大きな変化の力の影響が、場面によって、異なる形で表れているだけなのです。

私たちは今、地球の大変化の舞台に、立ち会っているのです。

この変化の向こうに、喜びの世界を見つけるのか、不安や悲しみの世界を見てしまうのか。

それは私たち自身の、選択にかかっていると思います。

 ※xi linさんによるPixabayからの画像です。