壊れる香港

 ※Przemek JaczewskiさんによるPixabayからの画像です。

昨日、香港の民主活動家である、周庭さん(アグネス・チョウさん)が、香港警察に逮捕されました。

容疑の詳細が、明らかにならないままの逮捕です。

イギリスから中国に、香港が返還されたのは、23年前のこと。

その時に、一国二制度を50年維持するという約束が、イギリスと中国の間で為されました。

しかし、中国は50年を待たずして、香港の共産化を推し進めようとしています。

そして、その都度、香港市民から猛反発をくらいました。

 ※unificさんによるPAKUTASOからの画像です。

周庭さんは民主的な選挙を求めた、2014年の雨傘運動に参加し、それ以降、民主化運動の先頭に立って来ました。

市民が自由を求めるのは、当然のことです。

それを国家転覆を企てていると見なし、正当な理由もなく逮捕するのは、独裁政権が行う卑劣なやり方です。

中国は四大文明に数えられるほど、素晴らしい文化を持った国のはずでした。

現在の日本文化があるのも、中国があったからこそです。

しかし、いつの時代も、どこの国でも、権力者はさらなる権力を求めるものです。

権力にほころびを感じると、自らを正すのではなく、逆らう者たちの口を、封じることに専念します。

かつて大きな戦争へと、突き進んで行った日本が、そうでした。

戦争に反対すると、非国民と罵られ、特高警察に捕まえられて、拷問にかけられたのです。

人類は歴史に学び、誤った過去を、繰り返してはなりません。

そのための頭脳が、人間にはちゃんと備わっています。

戦争へ突き進んだ日本を、中国は身を持って知っているはずです。

あの時の日本が、どれほど狂っていたかを、理解していたはずです。

それなのに、今の中国は、昔の日本にそっくりです。

 ※太平洋戦争。(Free Photoからの画像)

今の中国を擁護できる国が、あるのでしょうか。

あるとすれば、中国と同じ独裁政権だけでしょう。

ほとんどの国は、中国に対して、そっぽを向くことになると思います。

中国は経済によって、相手の国を縛ることができると、考えているように思えます。

しかし、教養の高い国ほど、そういうやり方には、逆に反発心を抱きます。

個人的にも、いくらお金をたくさん持っていても、弱い者いじめをしたり、自分がいい思いをすることしか、考えないような人と、誰が友だちになろうと思うでしょうか。

恐らく、中国は四面楚歌になるでしょう。

気の毒なのは、真面目な中国の国民です。

国が嫌われることで、そのとばっちりを、受けてしまう可能性があります。

悪いのは、今の中国政府です。

関係のない一般の中国の人たちを、決して責めるような事を、してはいけません。

そんな事をすれば、中国政府と同じになってしまいます。

これからは国境を越えて、全ての国の人々が手を取り合って、助け合わなければなりません。

自分は地球人だという感覚を、持つようにならないとだめです。

日本を訪れる、多くの中国の人たちも、そうなることを願っている人は、少なくないと思います。

中国政府がなりふり構わず、今のような暴挙に出ているのは、一党独裁体制の維持に、ただならぬ危機感を、抱いているからに違いありません。

香港は世界中から注目されているので、大きな話題になります。

でも中国本土でも、自由を求めた結果、香港の人たちと同じ目に、遭わされている人が、たくさんいるはずです。

ウィグルの人たちが、強制的に洗脳教育を、受けさせられている事も、明らかにされました。

人権派の弁護士や記者たちが、ある日捕まえられて姿を消すのも、よくある事のようです。

長江流域の長雨で、洪水が多発する中、中国政府は大都市を守るために、ダムを壊して、小さな村を水没させたりもしています。

尖閣諸島へ送り込まれる、大量の漁船団も、むりやり政府の命令で、動かされていると聞きました。

 ※unificさんによるPAKUTASOからの画像です。

今の中国政府にとって、守るべきは国民ではなく、共産党の独裁体制と、トップに居座る者たちの、地位と権力なのです。

国民は好きなように使える、駒に過ぎません。

人口が多いだけに、代わりの駒はいくらでもいると、考えているのでしょう。

それでも多くの国民が、黙って従うとすれば、それは安定した生活を送れるからです。

政府に逆らって、ひどい目に遭うよりも、自分たちの生活を、守る方が大事です。

しかし、生活を守れないのであれば、黙っている必要はありません。

中国政府にとって、国民の経済的な安定は、命綱とも言えます。

その命綱も、世界中の国々から、そっぽを向かれては、いつプツリと切れるかわかりません。

そうならないよう、諸外国との揉めごとに、国民の目を向けさせようと、しているのでしょうか。
次から次に、中国と外国とのトラブルの話が出て来ます。

でも、今の中国国民は、昔とは違います。
政府の言うことを、鵜呑みにはしないでしょう。

 ※StartupStockPhotosさんによるPixabayからの画像です。

どんなに情報制限をしても、その制限をかいくぐって、外の情報は国民に広がります。

今の中国が、どのような状態にあるのか、政府は国民に隠すことはできません。

いずれは、何かがきっかけになり、抑圧された国民の怒りが、爆発することになるでしょう。

もし中国が、どこかで戦争でも始めれば、間違いなく暴動が起きます。

愚かな政府のために、命を落としたいと思う、国民はいません。

中国本土の民主化を望む人たちが、各地で気勢を上げると思います。

そうなれば、共産党はあっという間に解体されるに違いありません。

周庭さんを逮捕したことで、中国政府は自分の首を、絞めたのです。

周庭さんの逮捕は、民主化運動をする人たちへの、見せしめのつもりかも知れません。

でも彼女の逮捕は、共産党独裁政治の、崩壊ののろしです。

これは、中国だけの問題ではありません。
地球全体の平和を望む人たちの、問題なのです。

地球に独裁者は必要ありません。

誰も争う理由がありません。

敵を作る必要もないのです。

多くの人が望んでいるのは、平和なのです。

自分だけがよければいい、と思っている人は、それほど多くはありません。

日本の人も、中国の人も、その他の国の人も、困っている人がいたら、助けてあげたいと思うでしょう。

自分も相手も笑顔でいられるのが、いいのです。

世界中の人々が、中国の民主化を望んでいます。

そして、周庭さんや、濡れ衣で逮捕された他の人々の、無事を心から祈っています。