未来を作るのはあなた
今日、九州北部と中国地方、そして四国が梅雨明けしました。
いつもと比べると、かなり長い梅雨でしたが、ようやく夏の始まりです。
とは言っても、すぐにお盆になります。
お盆が過ぎると、もう夏も終わり。
梅雨が長かった分、今年の夏は短いですね。
その上、コロナが再び広がりを、見せていますから、外に遊びに出ることも、はばかられます。
それに子供たちは、コロナ騒ぎで授業が受けられなかった分、夏休みが短縮されるそうです。
これでは、ますます夏を感じる期間が、短くなるでしょう。
それにしても、去年の今頃、一年後に日本や世界が、このような状態になると、誰が予想できたでしょうか。
本来であれば今頃、世界は東京オリンピックに沸き、日本は大勢の外国人客で、賑わっていたはずです。
それが、オリンピックは一年延期。
外国の訪日客のほとんどは、入国が制限されて、日本から外国人観光客の姿が消えました。
コロナウィルスの勢いは止まらず、収束しそうに見えた国でも、再びコロナが広がり始めています。
以前のように、外国人観光客や外国人労働者が、訪日できるようになる日は、まだまだ先のようですし、恐らくオリンピックも中止になるでしょう。
しかし、一年後の今頃、訪日客が戻らずオリンピックが中止、というだけで済むとは思えません。
去年、コロナ騒ぎが予想できなかったのと同じく、来年の世界は、誰も予想できないような状況に、陥っていると思います。
昨日、台湾の李登輝元総統が亡くなりました。
97歳だったそうです。
親日家の元総統は、台湾を民主化させた方です。
この人がいなければ、今の台湾はなかったと言っても、過言ではないでしょう。
その死は多くの人に、悲しみを与えたことと思います。
でもこの事は、一つの時代の終わりを象徴すると同時に、今後は自分たちの力で、未来を勝ち取るようにという、元総統のメッセージのようにも思われます。
そして、このメッセージは台湾の人々だけでなく、私たち日本人、そして世界の人々に向けても、発せられたように感じられます。
誰かの指示を待ったり、誰かの力を当てにするのではなく、自分たちで考え、自分たちで未来を作る。
それが、これからの世界に、求められている事なのでしょう。
そのためには、何がいい事で、何が悪い事なのか、見極める目を育てる必要があります。
コロナウィルスによる混乱が続けば、世界規模で経済活動は、停滞してしまいます。
いろいろ自粛や制限が、求められるでしょう。
しかし、際限なく耐え忍ぶという事は、できるわけがありません。
コロナだけでも、苦しい状況が続きます。
そこへ自然災害や人種差別、貧富の差などによる騒動、米中関係を中心とした、国家間の争いなど、今も目にする多くの問題が、幾重にも重なるわけです。
抑圧された人々の怒りが、いつ大爆発しても、不思議ではありません。
国民の怒りが爆発することで、どこかの国で政権が崩壊するような事態が、起こることも考えられます。
それも、もしかしたら複数の国で、起こるかも知れません。
どの国の政権も、国民の怒りをそらせようと、問題を他国のせいにしたり、戦争寸前の衝突をしようとする事も考えられます。
その時に、国民が政権の言い分に乗せられてしまうと、世界は危機的状況を迎えるでしょう。
しかし、国民が問題の本質を見逃さず、そのような政権を、打倒する方向へ動けば、世界は見せかけの平和とは全く異なる、真の平和を求めるようになると思います。
具体的な事は、何もわかりません。
でも、どんな事が起こったとしても、国民の意識がしっかりしていれば、決して悪い方向には、行かないでしょう。
国や世界が、どの方向へ向かうのかは、私たち一人一人の意識にかかっているのです。
何かが起きてから、どうしようかと慌てて考えるのでは、間に合いません。
今のうちから、世の中をいい方向へ変えるために、どうするのかという事を、政治家や学者たちに任せずに、自分で考えておく事が肝要だと思います。