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生命の起源2

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 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像 です。

生命の起源と言う時に、イメージされるのは、生物の起源でしょう。

それはすなわち、単細胞生物がどのように発生したのか、ということです。

厳密に言えば、生命と生物は別の意味になります。

生命とは、生物に内在する要素で、生物の活動を支配しているものです。

細胞を例に挙げると、物質的な細胞という構造は、細胞生命の受け皿になるわけです。
人間で言うと、体と心のような関係でしょうか。

しかし科学の世界では、心の類いは物質エネルギーではないので、興味の対象になりません。
生命もしかりです。

そのため、生命とは何ぞやという問いに、科学は答えることができないのです。

代わりに、生物とは何ぞやという形で、生命とは何ぞやという問いに、答えようとします。

生物とは何かという定義には、次の三つの条件が作られています。

 ① 遺伝子情報に基づいて、子孫を残す(自己複製)
 ② 養分を取り込んで活動する(代謝)
 ③ 膜によって、外界から自己を隔離する(細胞膜)

これは要するに、細胞がどのようなものかを、説明しているわけです。

この定義によれば、独立して増殖できないウィルスは、生物の範疇には入りません。

ウィルスを生物だと先に決めていれば、生物の条件は、違うものになっていたでしょう。

ウィルスは生物なのか、生物ではないのか。

それは、生命とは何なのかという問いに、真剣に向き合わなければ、答えられません。

活動する細胞が、最小単位の生物であるというのは、結果ありきの考えです。

 ※Monoar Rahman RonyさんによるPixabayからの画像です。

こんな考えで、生命あるいは生物を定義する以上、ウィルスのような問題が出ることは、避けられません。

また生命というものを、見た目だけで定義することも、問題です。

それでは本当の生命の起源や、生命の進化といったものについて、正しい理解が妨げられてしまうでしょう。

私は心と生命を、同じものととらえています。

心という言葉を使うのか、生命という言葉を用いるのかは、どういう視点で述べるかによって、使い分けています。

心と言えば、そこに意思の存在を、示唆しています。
生命と言う場合は、活動するエネルギー体という感じです。

でも、両者は同じものです。

人間に心があるように、他の生物も心があるように見えます。

それは顕微鏡で見られる、微生物の動きについても、言えることです。

微生物の動きを、単なる化学反応に基づいた動きであると、受け止める研究者もいます。

しかし、それはその研究者の推論であって、事実ではありません。

人間にだけ心があると考えるのは、とても偏った考え方です。

また、脳がなければ、心などあるわけがないと考えるのも、思い込みに過ぎません。

いずれも、人間を基準にした考え方であって、科学に必要な客観性に、欠けていると言えます。

人間に心がある以上、他の生き物にも、それなりの心があると考えるのは、自然なことでしょう。

昔の人は、そのように理解していたでしょう。

現代でも、ペットを飼ったり、植物を育てたりしている人は、ペットや植物に心があることを、理解していると思います。

宇宙に物質エネルギーが満ちているように、精神エネルギーも満ちていると考えるなら、全ての存在に、精神エネルギーの側面が、あると言えるのです。

つまり、ウィルスにも心があり、生きているわけです。

また、土にも水にも空気にも、それぞれ心があって、生きていると考えるなら、生命の起源という言葉は、地球の発生という意味に、なるでしょう。

あるいは銀河系の誕生が、私たちにとっての、生命の起源になるのでしょうか。

それともビッグバンと呼ばれる、宇宙の誕生が生命の起源と、考えることもできるでしょう。

 ※Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像です。

話を戻して、生命の起源ではなく、単細胞生物の起源と言うのであれば、それはそれで興味深い話です。

これは、生命の進化の話でもあるわけです。

自然発生した細胞の乗り物に、どのようにして核や、その他の細胞小器官が生まれ、細胞になったのか。

私の考えでは、地球を満たしている精神エネルギー、ここでは生命エネルギーと言った方が、いいかも知れませんね。

地球を満たしている生命エネルギーは、一様ではなく、いくつかの層に、なっているのではないかと、私は考えています。

白い光は、七色の可視光線が、混じり合って一つに重なったものです。

ぱっと見た目には、七つの色が潜んでいるとは、わかりません。
プリズムで分離して、初めて七色がわかるのです。

それと同じように、生命エネルギーも、一つに重なって存在しているのだと、考えられます。

でも実際は、いくつもの波長のエネルギー帯があって、それぞれの波長によって、形成される心が、異なるのではないかと思うのです。

 ※PrawnyさんによるPixabayからの画像です。

有機物質が集まってできた、細胞の乗り物。

これは細胞に似ていても、有機物質の集まりに過ぎません。
そこにある生命エネルギーは、有機物質としてのエネルギーだけです。

細胞としての生命エネルギーは、有機物質のエネルギーよりも、一つ上の層にあると考えて下さい。

細胞の生命エネルギーは、物質世界に具現化するきっかけ、つまり細胞が誕生する条件が整うのを、待っています。

細胞の乗り物ができると、細胞の生命エネルギーは、そこに接触を試みて、状態を確かめます。

まだまだ未完成であれば、それ以上の働きかけはしません。

しかし、ある程度完成に近づいて来ると、細胞の生命エネルギーが、細胞の乗り物に干渉を始めます。

それは細胞の乗り物を構成している、有機物質の生命エネルギーへの、働きかけです。

そうすることで、細胞の乗り物は積極的に、必要な成分を取り込んだり、化学反応を起こして作ったりするようになります。

そうして、やがてごく原始的な微生物が、誕生するのです。
そこには、細胞の心が宿っています。

これが私が考える、単細胞生物の起源です。

現在行われている実験では、細胞の乗り物はとてもシンプルです。

でも、もっと実験が進んで、もう少し複雑な乗り物が、作られるようになれば、きっと単細胞生物が、発生することと思います。