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考えてますか その2

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あなたにとって、一番大切なことは何でしょう。

家族あるいは恋人でしょうか。

それともお金?

会社で上司に認められることですか。

会社と言わず、世の中の人々の注目を集めること?

自分の好きなようにできる自由でしょうか。

音楽や絵画、彫刻などの芸術活動?

お芝居や映画、ドラマを作ること?

スポーツやゲームなどの競技で、トップに立つこと?

自分が何かを教えている子供たち?

一緒に何かをする仲間?


人によって、大切にしているものは違います。

誰かにとっては大切なことが、別の人にとっては、それほど大切ではないということは、よくあることです。

そんなことの何が大切なんだ。
それより、こっちだろうが。

と憤る人もいるでしょう。

でも、文句を言ったところで始まりません。

その人が、それを大切だと思うことを、他人がとやかく言うことはできないのです。

みんな、それぞれが大切にしているものを護ったり、追いかけたりすることで、自分が本当に追い求めているものが、何であるのかを知るようになるのです。

今、夢中になっていることは、そのとっかかりに過ぎません。

考えて欲しいのは、何故自分はそれに夢中になるのか、ということです。

本当にそれが好きで夢中になっているとは限りません。

それに対する憧れは、自分の中に何かが欠如していると、感じていることの表れかもしれないのです。

本当の想いは、目の前にあるものに夢中になることではなく、自分の中の欠如を埋めることなのです。

でも、それは無理なことだとあきらめて、その想いを隠してしまうと、自分で自分の気持ちがわからなくなります。

そんな気持ちを再確認するためにも、自分が何かに夢中になるのは、何故なのかと考えてみてください。


夢中になれるものが何もないと言う人も、少なくないように思います。

そんな人も、どうして自分には夢中になれるものがないのかと、考えてみて下さい。

自分は平凡な人間だから、夢中になれるものは特にないと考えているならば、それは大きな誤解です。

そもそも平凡な人間というものは、存在しません。

何か特技で目立つ人がいた時に、目立たない人たちのことをひとまとめにして、平凡な人間という呼び方を誰かがしたのでしょうが、本当の意味で平凡な人というのは、存在しないのです。

どんな人も個性的な存在です。

その人に特別なことがないように見えたなら、それはその人に人を見る目がないだけのことです。

自分に人を見る目がないのを棚に上げ、相手のことを平凡な人間だと、表現するのです。

また、特別な才能があっても、お金が中心の世の中では、それがお金稼ぎに結びつかなければ、その才能は認められません。

でも、それはやはり間違いです。

才能は才能なのです。

また、自分で自分の才能に気がつかない人もいます。

自分にとっては当たり前で、どうってことがないので、それを才能だとは思わないのです。

そもそも自分のこと考える時に、自分なんか大した人間じゃないと、初めから色眼鏡で見てしまいがちになります。

それでは正しい評価はできません。

自分という存在である以上、自分は他人とは違うのです。

それは個性があるという意味であり、それはその人なりの表現や才能があるということなのです。

他人が評価するかどうかは、関係ありません。

自分が存在しているということは、そういうことなのです。

とにかく、考えてみて下さい。

他人や世の中の考え方など、どうでもいいのです。

自分で考えてみて下さい。

そして、本当の自分の価値観で、自分や世の中を眺めてみて下さい。

きっと、それまでとは違う姿や景色が、見えることと思います。