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迫る食糧危機 その1

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異常気象に加え、ロシアとウクライナの戦争の影響で、世界的に小麦などの穀物が不足しています。

世界中で食料の争奪戦が始まっており、日本は大きく出遅れているそうです。

自給自足ができる国は、まだいいのですが、日本の場合、食糧自給率が極端に少なく、多くの食料を外国からの輸入に頼っているのが現状です。

今のところ、企業努力によって、それほどは消費者に影響が出ていないようですが、お金を積んでも必要な物が手に入らない状況になれば、どうにもなりません。

また、何とか手に入ったとしても、その原材料費が高騰すると、企業や店によっては、それを仕入れることができなくなるでしょう。

そうなると、多くの店や企業が潰れるかもしれません。

お金を積んでも手に入らなければ、言わずもがなです。

今は多少の値上げがあったとしても、それはまだ多くの人が生活できる範囲のものです。

しかし、その範囲を超えるほどのことが、来年には起こるような気がします。

それでも、国民がそれで賢くなれば、輸入に頼らない食料確保というものに、真剣に目を向けるようになるでしょう。

また、余った食料がゴミにならないような工夫も、真剣に考えるようになるでしょうし、普段の食事を、単に楽しむものとしてとらえず、生きるために必要なものと、見直すようになるでしょう。

見栄えがいいとか、珍しいとか、高級だとか、そんな価値観では食べ物を見なくなるでしょう。

食料の値段は高くなるでしょうが、値段に見合うだけの栄養価と安全性、味などに注目するようになると思います。

今、それなりに生活ができていると、なかなか思いもつきませんが、日本でも食料危機が起こるということは、現実の問題として差し迫っています。

食べる物が全くなくなるということではないでしょうが、日本の食料事情が、来年と今年では大きく違って来るように思います。

それは大きな危機のように見えますし、実際、大変な事態ではありますが、その結果として、必ず新たな考え方や生き方というものが、出現します。

そして、それは悲惨なものではなく、今よりもかえって味わい深い、本当に満足できるようなものとなるでしょう。

しかし、変化をそのように受け止められるかは、自分がどのような価値観を抱くかによります。

古い価値観ではなく、新しい価値観を持つように心がけることが、大きな変化にうろたえないための秘訣です。