言うばかり その2
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口先だけで、実際には行動を示さないと、その結果として、何かの問題が起こったり、誰かと気まずいことになるでしょう。
そんなトラブルが起こると、それが問題という風に見えますが、それは本当の問題ではありません。
本当の問題は別の所にあり、目の前にある問題は、本当の問題が引き起こした、二次的な問題なのです。
具合が悪くなった時に、症状に合わせて、解熱剤を服用したり、咳止めや吐き気止めを飲んだりします。
この場合、熱や、咳、吐き気を目の前の問題としているわけです。
でも、問題はそこではなく、この人は風邪などによって体調を崩しているのです。
そこを治さなければいけませんが、実はこれも本当の問題ではありません。
問題は、そのように体調を崩しやすくなるような、生活の仕方にあるのです。
睡眠不足や偏った食事、ストレスを一杯ためるなどの不摂生。
こういった暮らし方を改善することが、何より大切なわけです。
ところが、実はこれさえもが本当の問題とは、言えないのです。
どういうことかと言いますと、どうしてそのような偏った暮らしを、しようとしてしまうのか、という点にあります。
そんな生活を当たり前のように選ぶのは、その人自身です。
つまり、その人の価値観によって、その暮らし方が選択されているわけです。
となると、一番の問題はその人の価値観にあるということになります。
人間として不自然な考え方を、知らない間に身に着けてしまったために、自分によくない習慣を持つようになるのですね。
これを正すためには、何が人間として自然な状態なのか、という点を、自分で追求する必要があります。