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幸せですか その5

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好きな人と付き合えたり、一緒になれたら嬉しいですよね。

でも、せっかく好きな人と、とても近い関係になっても、些細なことで喧嘩をしたり、別れてしまうこともあります。

人間として何かを学ぶため、誰かと一緒になり、学びを終えたから、その人から離れる、ということはあると思います。

ですから、せっかく一緒になれた人と、別れることになったとしても、それを悪く受け止める必要はないのです。

本当に相手といい関係を築けていたならば、たとえ別れることになったとしても、二人の間の親しさが失われることはありません。

お互いを認め合っているからこそ、離れて暮らすということもあるのです。

しかし多くの場合、相手と諍いを起こしてしまい、その時の嫌な感情を引きずったまま別れると思います。

嫌な感情を持つということは、相手と一緒にいたことや、相手と別れたことに対して、否定的な気持ちがあるということです。

学ぶということは、否定的な見解を、肯定的な見解に置き換えるということです。

たとえば、嫌なことがあって、居場所を変えて、そこで新しい友だちができたとします。

それを嫌なことがあったから、お陰さまで新しい友だちが、見つかったと受け止めるわけです。

嫌なことがなくても、新しい友だちを作ったり、新しい体験をすることは可能です。

実際にそうしている人は、いくらでもいます。

でも、多くの人は嫌なことがなければ、動こうとしません。

そうすればいいのはわかってるんだけどと言いながら、それまでと同じことを繰り返します。

そんな人を動かせるのは、嫌なことだけなのです。

それがわかれば、嫌なことがあっても、それが尾を引くことはありません。

好きだった人と別れることになったとしても、お互いにそれを悪いこととは捉えずに、相手に感謝とエールを送りながら、それぞれの新しい道を進むのです。

もちろん、それはそれぞれの幸せに向かう道です。