少ない友だち その2
友だちが欲しいけれど、本当に自分には、友だちと呼べる人がいないと思うなら、その理由を考えてみるといいでしょう。
もし部屋に籠もったきり、誰にも会わなければ、友だちなんかできません。
人と出会う機会があって初めて、誰かと友人関係を築けるのです。
外へ出ても、他の人との間に壁を作ってしまうと、やはり友だちはできません。
外に出ていても、部屋に籠もっているのと、同じだからです。
とにかく、人との交流を拒んでいたのでは、向こうから友だちがやって来ることはありません。
人との交流に引け目を感じる場合、そこには必ず理由があります。
その理由を自分で見つけ、その理由を大切にするべきか、乗り越えるべきなのかを、自分で決める必要があります。
話が合わない人たちの中に、無理やり入り込んで、友だちになろうとしても、それは無理です。
自分と波長が合わない人たちとは、本当の友だちになることはできません。
それを無理に合わせようとすると、具合が悪くなってしまいます。
この場合、自分の波長を維持するというのは、守るべき大切な理由です。
こんな人は、自分の波長に合う仲間を探せばいいのです。
そうすれば、無理をすることがありませんから、交流を恐れる必要もなくなります。
何でもかんでも、みんなに合わせることはないのです。
本当に混じりたい人たちがいるのに、自分に自信がないから、そこへ入って行く勇気がない。
この場合は、ぜひ乗り越えてもらいたいですね。
本当に自信がある人なんて、そういるものではありません。
平気な顔をしている人でも、自信なんかないのです。
それを、自分ばかりが何もできない魅力のない人間だと、勝手に思い込むところに問題があります。
自分に自信がない理由を挙げろと言われると、いくつでも並べることはできるでしょう。
でも、そんなのは他の人だってできることです。
つまり、同じなのですね。
それで、自信がないはずの他の人が、平気な顔で集まっているならば、自分だって同じように、平気な顔をしてそこへ入っても、何も問題は起きません。
もしもそこで嫌な想いをすることがあるならば、その集団は自分とは波長が合わない人たちだった、というだけのことです。
それ以上の意味はありません。
波長が合わなければ、波長が合う人たちの所へ、行けばいいのです。
とにかく、誰にも遠慮することなく、自分の好きなように生きればいいのです。
それが基本です。
そうして、自分とはこんな人間なんだと、みんなに示していると、その波長に引き寄せられて、同じ波長を持つ人たちと出会うのです。
そうすれば、本当の友だちができるのですね。
じっとしていても、どうにもなりません。
自分が自分らしく活動する。
そうすれば、友人は自然にできることでしょう。