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レッテルを貼るな その1

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人はいろんなものに、名前を付けたがります。

名前がないと、これは一体どういうものなのかと、興味を持ったり不安を覚えたりします。

でも名前があると、すでに誰かが調べて、世に知れたものなのだと思います。

それでも、それに対して興味や不安を、持ち続けることはあります。

しかし、誰かが知っていることなのだという、安心感があるからでしょう。

それに名前があるとは、知らなかった時と比べると、興味も不安も、その度合いが薄れてしまいます。

名前を付けられていると、それがどのようなものなのか、という説明がついていることが多いですね。

それを読むと、それはそんなものなんだと、勝手に思い込んでしまいます。

本当は、そうではないのかもしれません。

その説明が間違いではないにしても、それが全てではないはずです。

でも、説明を読むと何となくわかったような気になって、それ以上の興味を持たなくなってしまいがちになります。

もちろん、興味津々の人は、そこに書かれている以上のことを調べるでしょう。

しかし、大半の人は説明を読んでおしまいになると思います。

それは、それはそんなものなんだと、レッテルを貼るようなものです。

名前を付けたり、説明を付けた人は、そこまで決めつけたつもりはないかもしれません。

でも、それを読んだ人は、何だそんなものなのかと、その人の理解度に応じたレッテルを、そこに貼るのです。

そもそも、どのくらいの興味を持ち合わせているかで、さらなる情報を集めようとするか、そんなものだと思い込むかの違いが出て来るわけです。

実はそこに面白い情報や、大切な情報が隠れているかもしれないのですが、わかったつもりになっていると、その情報を見過ごすことになってしまいます。

本当は何もわかっていないのに、わかったつもりでいると、あとで損をすることになるかもしれません。

誰かが何かに名前をつけたり、説明することがあっても、本当にそうなのか、さらなる情報があるのではないかと、常に情報のアンテナは持っておくべきです。

わかったつもりのレッテルを貼るのは、決して得にはなりません。