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自分を生きる その4

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自分を生きている場合、そこには本当の満足感と充実感があります。

周りに流されて生きていても、それなりの喜びや楽しさはあります。

でも、それらは刹那的で長続きはしません。

また、喜びの深さも表面的で、深い感動は得られないでしょう。

それに対して、自分を生きている時に得られる満足感は、ずっと持続して途切れることがありません。

また、そこから得られる喜びはとても深く、他のことを忘れてしまうほど、そのことに没頭したくなるものです。

そんなの、あったらいいけど、滅多にあるものじゃないよ、と言う人はいるでしょう。

また、そんな経験ができるのは特別な人であって、自分にそんな機会も才能もないと、受け止める人もいると思います。

でも、そう思ってしまうことこそが、思考的な束縛なのです。

人間はみんな同じです。

誰にも、ここで述べたような喜びを、体験することはできます。

でも、そのためには自分自身を知らなければなりません。

自分が本当に何を望んでいるのかを知らなければ、どの方向へ進めばいいのかがわかりません。

自分は平均的な人間、あるいは平均以下の人間なので、特別な人のような人生は送れないと、みんな子供の頃から、思い込まされているのです。

大きな力、大きな権威に、従順に従って、それらの力や権威のために働くよう、自分には特別なものはないと、信じ込まされているのです。

何でも他人と比較させ、点数を競わせ、結果が伴わなければ、嫌な想いをさせられる。

こんな状況に文句を言うこともできず、それが当たり前であって、それに馴染めなければ自分が悪いと思わされることで、多くの人が自分への自信を失うのです。

自分を生きることではなく、少しでも力がある企業で仕事を分けてもらい、細々と生きて行く道を選ぶのです。

と言うか、それしか道がないと考えてしまうのですね。

でも、自信を取り戻すことができたなら、これまで自分が信じていた生き方や考え方が、全てまやかしだったと知ることができるでしょう。

では、どうすれば自信を取り戻すことができるのでしょうか。