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洗脳を解く その4

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教育と洗脳は違うという人がいます。

教育は何も知らないところに、教えるものであり、洗脳はすでにある価値観を洗い流して、新たな価値観を植え付けるものだ、と言うわけです。

一般的に言われる洗脳は、確かにそういう状況にあると言えます。

しかし、相手から思考能力を奪い、絶対的に支配者に服従させるものが洗脳だとすれば、教育の名を借りた洗脳があるのは、不思議なことではありません。

元々の価値観がない子供の方が、持っている価値観を捨て去る作業がいりませんから、洗脳は容易でしょう。

ましてや、子供が絶対的に信頼する立場の、親や先生からの教えであれば、何の疑いもなくその考えを受け入れてしまいます。

親にすれば、子供によかれと思って教えることでも、実は洗脳しているということはあります。

つまり、その親自身が洗脳されているわけです。

たとえば、男とはこうでなければならない、女はこうだ、という決めつけた考え方がそうです。

また、嫁は嫁いだ先の家族の世話をするものだ、というものもそうですし、その嫁をいびるのもそうです。

いびられた嫁は、自分が姑の立場になると、嫁をいびってもいいものだと思ってしまうのです。

でも、お嫁さんは大人ですから、いびられたところで、自分は姑になっても嫁をいびらないと、考える人もいます。

こういう人は自分の考えをしっかり持っているので、簡単には洗脳されないのですね。

でも、学歴がないと苦労するとか、お金がないと生きていけないとか、こんなのは洗脳でしょう。

学歴がなくても、立派に暮らしている人はいます。

お金がなくても、助け合ったり、いろいろ工夫をすることで、生きている人はいます。

人を支配しようとする人は、相手を不安に陥れて、自分の言うことを聞かなければ、大変なことになるぞと脅しをかけます。

それを信じ込んでしまうと、相手の思惑通りの生き方を、強いられることになります。

自由なようで自由はありません。

新型コロナに関しても、ワクチンを打たなければいけないという風潮が、国や専門家を中心に広げられ、多くの人たちがそれを信じました。

これも洗脳でしょう。

何度ワクチンを打っても感染する人がいるのに、それはワクチンのお陰で、その程度で済んでいるのだと詭弁を使います。

言われた方は、そうなのかと、またそれを信じてしまうのです。

でも、ワクチンを打たなければどうなのかがわからないのに、どうしてワクチンのお陰だと言えるのでしょうか。

ワクチンを一度も打たないのに、新型コロナに平気な人がいます。

それはどうしてなんだろうと、何故専門家の人たちが注目しないのかが、とても不思議です。

こういう人たちの情報を細かく調べれば、自己免疫の力を高める日常的な暮らしや方法というものが、見えてくるはずです。

それをしないでワクチン一辺倒なのは、ワクチンしか対策がないのだと、政治家も専門家も思い込まされているのでしょう。

つまり、彼らも洗脳されているわけです。

洗脳は知らないところで、行われています。

洗脳している側が、自分は相手を洗脳しているとは、気がつかないままのことがほとんどでしょう。

明らかなブラック企業や、怪しげな宗教団体などは、明らかに洗脳を行っています。

でも日常の暮らしの中で、誰かが何かをよかれと思って教えるものの中に含まれた洗脳は、なかなか見極めることがむずかしいでしょう。

また、明らかに洗脳をしているような、悪い人にしても、実はそのような考えを持つように、洗脳されていると言えます。

その人たちが、全く異なる環境で生まれ育ったならば、絶対に違う価値観を持って、現在とは別人になっているはずです。

洗脳が洗脳を産み出すシステムが、自動的に働いていて、誰がこのシステムを始めたかも、わからなくなっています。

そんな人物は、遙か昔に死んでしまい、今はこの世にいません。

今の状況について、本当の責任を追求されるべき人間は、どこにもいないのです。

でも、だからと言って、このままでいいはずがありません。

人は自分の思考を取り戻すべきです。

そのためには、何故自分がその価値観を取り入れているのか、きちんと理解して納得する必要があります。

そうしていれば、状況が変わった時に、価値観を変えることが簡単にできるからです。