あなたの花 その3
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自分の花を咲かせると言っても、それを具体的に見た場合、目立つ必要はありません。
花と言うと、艶やかな花や、印象に残るような花が、素敵に思えるかもしれません。
でも、それは見る人の価値観で違って来ます。
どんな花がいいのか、それは他人が決めることではありません。
自分が大きな花、派手な花が好きであるならば、そんな花を咲かせればいいのです。
目立たないような小さな花、地味な感じの花がいいと思うのであれば、そんな花を咲かせて下さい。
目立たない花が、目立つ花より劣っているということはありません。
目立とうが目立つまいが、必ず注目してくれる人はいます。
それが誰なのかは気になるかもしれません。
でも、そんなことを気にすると、花をうまく咲かせることが、できなくなってしまいます。
花とは自分らしさのことです。
誰かに注目されているかどうかを考えると、気が散ってしまって、純粋な自分を表現できなくなります。
誰も見てくれていないように思えても、咲かせた花の香りは、必ず誰かの元に届きます。
余計な心配はせずに、自分が自分であることに、夢中になって下さい。
他の誰でもない、自分であることに、喜びを感じて下さい。
あなたの花の香りは、遠い所にまで届き、顔も知らない人たちの心の中で、あなたの花の種が芽吹くでしょう。
また、あなたが知らない間に、あなたの心の中に、素敵な花の種子をわけてくれた、顔も名前も覚えていない人たちに、感謝の気持ちを送って下さい。
自分の花ではあるけれど、多くの人の共同作業でもあるわけですね。
あなたが、あなたの花を咲かせることは、多くの人の喜びでもあるのです。