全ては表現 全ては言葉 その1
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人は心こそが本質です。
心があるから、その人が存在していると言えるのです。
あなたの言動は、全てあなたの心が表に出たものです。
じっとして何もしない時も、そうするよう心が求めているからです。
何もしないことも、心の表れなのです。
同じことを伝えるにしても、その伝え方は人様々です。
それは、その人の性格や心の状態に応じて、変わるものです。
他人を見下しているような人は、いつも偉そうな物言いをしますし、態度も威張っています。
人が好きな人は、いつも明るく笑顔で喋ります。
相手を傷つけるような言葉は、決して用いません。
嬉しい時には嬉しい顔、悲しい時には悲しい顔、怒った時には怒った顔、寂しい時には寂しい顔を見せます。
中には感情の乏しい人がいます。
でも、これも自分の感情を抑え込んでしまうという、心の状態が表れたものです。
孤独に見える人も、寂しいのか、一人が好きなのかは、よく見ていればわかります。
本当は楽しくないのに、みんなに合わせて笑顔を繕ってしまうのも、人に合わせなければいけないという想いが、行動に表れているからです。
こんな人たちも、よく観察していれば、本当に楽しんでいるのかどうかは、わかるものです。
自分で意識をしていようといまいと、自分の心の状態は表に表れます。
それは心の表現であり、行動の全てが、その人の心の本当の言葉だからなのです。