> 科学・哲学・心霊 > 幽霊・妖精 > 幽霊と人間 その4

幽霊と人間 その4

この記事は3で読めます。

幽霊と人間が、本質的に同じだと考えると、幽霊がしていることを、私たちも知らず知らずのうちに、やっていると考えられます。

幽霊は24時間いつでも姿を見せるわけではありません。

この世界に波長が合った時だけ、その姿を見せるのです。

でも、この世界の波長にどの程度合うかで、その姿の曖昧さが変わって来ます。

大体合っている程度だと、向こうが透けて見えるような、はかない感じの姿でしょう。

でも、本当にぴったり合っていれば、生きた人間と同じような体で現れます。

この状態を、生きている人間に当てはめてみるとどうでしょうか。

その人の心が、ぴったりとこの世界に波長が合っていたなら、その人の心が創った体は、元々ある体と重なり合い、体はその人の思いに応じたものとなるでしょう。

すなわち、充実した生き方をしている人の体は、健全な状態が維持されるということです。

菌やウィルスを寄せつけませんし、悪い環境にあっても、回復する力が強いのです。

ところが、心ここにあらずという感じでいると、姿が見えない幽霊と同じで、その人の心は体を創ることができません。

その人の体は、物質的な体だけになり、その人の心は体をコントロールできなくなります。

それでも、環境のいい所にいれば、問題はないかもしれません。

でも、知らないうちに体によくない物を飲み食いしていたり、汚れた空気を吸っていたりすると、体は徐々に汚染されて弱っていきます。

寝不足したり、過度の労働で、体を酷使すると、それも体を傷める原因になります。

そんな時にも、心は体をコントロールできませんから、体はなかなか回復しないでしょう。

多くの人は、自分はちゃんと生きていると、考えていると思います。

でも、本当に自分の人生を、自分の足で踏みしめながら歩んでいるのかと問われると、そうだと答えられる人は少ないのではないでしょうか。

ほとんどの人が、世の中の考え方に流されて、本来の自分を生きていないように見えます。

本来の自分を生きることこそが、この世界へ波長をぴったり合わせることになり、体も健康を保てるのです。

それでも、いつかは死が訪れますが、それはその人の人生のゴールです。