人生の目的 その1
人生とは何なのだろう。
どうして自分はここにいるのだろうか。
生きることに目的はあるのか。
こんなことを考えたことはありませんか。
ありますよね。
だけど、考えてもわからないし、周りの人たちは、そんなことなど気にしていない様子で、日常の暮らしに没頭している。
どうせわからないことだし、ま、いいか。
そんなことより、お金を稼がないとな。
こんな感じではないでしょうか。
でも、あなたが今ここにいるのは、理由があります。
ここにいる必要がなければ、あなたはここにいません。
では、その理由とは何でしょうか。
それは人生というゲームを体験し、楽しみ、そこに隠された秘密を探るためです。
お店でゲームを購入すると、大抵はマニュアルがついています。
今だと、紙のマニュアルではなく、オンラインのマニュアルでしょうか。
とにかく、ゲームの説明書というものがあって、多くの人はその説明書に従ってゲームを楽しみます。
中には、説明書なんか初めから無視して、訳がわからないままゲームを始める人もいます。
でも、ほとんどの人はゲームの説明を読んでから、ゲームの目的や、目的達成のための手段を理解し、それからゲームを始めるのです。
ゲームが終わってしまうケースは、2通りあります。
一つは、目的を達成できずに、途中でゲームオーバーになる場合です。
もう一つは、目的を達成して、ゲームをクリアした場合です。
どちらもゲームから離れることは同じですが、ゲームオーバーの場合は、悔しさが残りますから、もう一度やってやるぞ、となります。
ゲームをクリアした場合、面白かったから、もう一回やってみようかな、と思うこともありますが、もう十分に堪能したから、今度は別のゲームをしようと思うかもしれません。
いずれにしても、ゲームの目的も、目的達成のための手段も、理解されています。
それは説明書があるからです。
さて、では人生というゲームの説明書は、どこにあるのでしょうか。
実は、いつでもどこでも、それはあなたの目の前にあるのです。
また、あなた自身の中にも、きちんと書き込まれています。
ただ、そのことにあなたが気がつかないだけなのです。
子供のうちは、それがちゃんとわかっていて、みんな、自分の中にある説明書どおりに動いています。
でも、大人になるにつれて、説明書のことを忘れてしまい、違う方へ意識を向けてしまうのです。
何故、人生に疑問を感じるのでしょうか。
それは、自分の人生の目的から外れる道を進んでいるからです。
人生に疑問を感じる時、あなたは意識をしていないでしょうが、自分の中にある説明書と、自分がやっていることの違いを、理解しているのです。
だから、自分が置かれた状況に違和感を感じ、こんなはずではと思うわけです。
周りの人がどうしていようと、その人たちに合わせる必要はありません。
多くの人が、人生の説明書のことを忘れて、糸の切れた凧のように、風に飛ばされて宙を舞っています。
そんな人たちと同じことをするのではなく、自分の人生の目的を理解している人を、お手本としましょう。
数は少ないかもしれませんが、そんな方は必ずあなたの近くにいます。