幽霊と人間 その2
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生きた人間と幽霊は、本質的に同じです。
生きた人間は物体としての肉体を持っていますが、その肉体によって、いわゆるこの世に自分の波長を固定することができるのです。
だからこそ、私たちにとってこの世界は、とてもリアルでしっかりしたものに感じられるのです。
一方、肉体を失った幽霊の方は、この世への未練や執着などにより、この世の波長に近い所に留まっています。
でも、肉体がないので波長の維持は不安定です。
そのため、そこに幽霊がいたとしても、生きている人からは何も見えないし、何も感じることがありません。
ところが、波長が合う時には、そこに幽霊の存在を認めることになるのです。
たとえば、それはその幽霊がこの世を去ることになった時刻かも知れません。
あるいは、その時と同じ状況が生じている時かもしれません。
感受性が強くて、幽霊を見やすい人っていますよね。
こんな人は他の人と比べると、波長の範囲が少し広いのでしょう。
それで、幽霊の波長と合うために、幽霊を見つけやすいし、幽霊の方も引き寄せられてしまうのだと思います。
話を戻しますが、生きた人間と本質的に同じである幽霊は、その想念によって、ないはずの肉体を創り出すことができるわけです。
では、生きた人間はどうなのでしょうか。
人間には元々肉体があるわけですから、別に想念で肉体を創る必要はありません。
でも、実際のところはどうなのでしょうか。